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米国は民主主義の擁護者であるべき=河野行革担当相
河野太郎行革担当相(写真)は1月14日、「ロイターネクスト」会合でのインタビューで、米政府は「民主主義的価値」と法による支配の擁護者としての国際的な役割を果たすべきとの見解を示した。写真は昨年9月の記者会見(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 14日 ロイター] - 河野太郎行革担当相は14日、トランプ米大統領の支持者らが連邦議会議事堂に乱入した事件に大きな衝撃を受けたと語り、米政府は「民主主義的価値」と法による支配の擁護者としての国際的な役割を果たすべきとの見解を示した。「ロイターネクスト」会合でのインタビューで述べた。
また、トランプ大統領が離脱を決めた地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」や環太平洋連携協定(TPP)などの国際協定に、米国が復帰することを期待していると述べた。
首都ワシントンで学生時代を過ごし、米議員の議会事務所でインターンの経験もある同相は「群衆が議事堂に乱入していくのを見て、非常にショックだったと言わなければならない」と語った。
コロナ後の世界については、民主主義と独裁主義体制、自由社会と英作家ジョージ・オーウェルが描いた監視・管理社会とに分断される可能性があるとの見方を示した。その上で「米国には引き続き、民主国家としてリーダーシップを取り、民主主義的価値と法による支配の擁護者であってもらいたい」とした。
インタビューは英語で行われ、話題はオリンピックや規制緩和、企業統治に至るまで多岐にわたった。