ニュース速報

ワールド

英イングランド、人口3割超が最も厳しい制限下に 封鎖終了後も

2020年11月27日(金)00時35分

約1カ月にわたって実施されていたロックダウン(都市封鎖)措置が終了し、12月2日から地域ごとの制限措置が導入される英国のイングランドで、人口の3分の1に当たる2000万人超が最も厳しい制限の対象になることが分かった。マンチェスターで10月撮影(2020年 ロイター/CARL RECINE)

[ロンドン 26日 ロイター] - 約1カ月にわたって実施されていたロックダウン(都市封鎖)措置が終了し、12月2日から地域ごとの制限措置が導入される英国のイングランドで、人口の3分の1に当たる2000万人超が最も厳しい制限の対象になることが分かった。

ハンコック保健相が26日発表した地域ごとの制限措置によると、感染率が高いマンチェスターやケントなどイングランドの広範な地域で最も厳しい制限が課される見込み。同措置ではバーやカフェ、レストランなどは持ち帰りを除き営業ができない。

一方、ロンドンでは2番目に厳しい制限が実施される。他の家族と屋内で交流することは禁止され、屋外での集会は最大6人まで。バーなどでは食事の一部としてのみアルコール飲料の提供が可能で、スポーツイベントへの参加は大幅に制限される。

地域ごとの制限に関する判断は、各地域の医療サービスを巡る状況や感染率の変化など5つの基準に沿って行われる。

最も軽い制限の対象となったのは、イングランドのワイト島、コーンウォール、シリー諸島の3地域のみ。いずれも都心部から遠く離れている。

地域ごとの措置は12月16日に見直される予定。新型コロナの感染が鈍化している地域はクリスマス前に1段階緩和される可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、反ファシスト運動「アンティファ」をテロ

ビジネス

機械受注7月は4.6%減、2カ月ぶりマイナス 基調

ワールド

ロシア軍は全戦線で前進、兵站中心地で最も激しい戦闘

ワールド

シリア、イスラエルとの安保協議「数日中」に成果も=
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 5
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中