ニュース速報

ワールド

EU、レムデシビル巡る契約見直す必要 WHO治験受け=有識者

2020年10月17日(土)07時28分

新型コロナウイルス感染症の治療薬として利用されている米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」について、欧州連合が同社と結んだ10億ユーロ(12億ドル)の供給契約を見直す必要があるとの見方が出ている。 独ハンブルクで4月代表撮影(2020年 ロイター)

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染症の治療薬として利用されている米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」について、世界保健機関(WHO)の臨床試験(治験)で死亡率低下にほとんど効果がないとの結果が示されたことを受け、欧州連合(EU)が同社と結んだ10億ユーロ(12億ドル)の供給契約を見直す必要があるとの見方が出ている。

EUは8日、加盟27カ国と、英国を含むパートナー国10カ国を代表して、ギリアドとレムデシビルの供給契約に調印したと発表。欧州医薬品庁(EMA)で患者組織を代表するヤニス・ナトシス氏は、欧州委員会は「ギリアドとの契約を急いだ理由を説明し、WHOの治験結果を踏まえ、契約を見直す必要がある」と述べた。

欧州委の報道官は「公衆衛生を巡る危機の最中にある時は時間が重要になる。ワクチン開発に事前投資するだけでなく、治療薬へのアクセスも確保する必要がある」と述べ、ギリアドと契約を結んだ時点でWHOの治験結果に関してEUが情報を得ていたかについてはコメントを控えた。また、ギリアドと合意した価格を再交渉するかについてもコメントを控えた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米経済活動、8地区で拡大 物価上昇は緩やか=地区連

ビジネス

米経済「堅調な成長続く」、インフレは鈍化へ=ミネア

ビジネス

FRB、引き締めスタンス維持必要 インフレ克服まだ

ビジネス

米ウェルズ・ファーゴの10─12月期、純利益6%増
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 3
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 8
    宇宙に満ちる謎の物質、ダークマター...その正体のカ…
  • 9
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中