ニュース速報

ワールド

独、コロナ制限策強化へ メルケル氏「全土封鎖は是が非でも回避」

2020年09月30日(水)03時53分

9月29日、ドイツのメルケル政権は、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けパーティーの規模を制限したい考えだ。写真は16日、政府の会議に出席するメルケル首相。代表撮影(2020年 ロイター)

[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は29日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた措置を強化し、集会の人数を制限し、違反者に罰金を科すと発表した。同時に、経済活動の維持が優先課題とし、感染状況に応じ的を絞った制限を実施することで、「是が非でも全土を再封鎖することは回避したい」と言明した。

首相は州首相との会合後、「ホットスポット戦略」の下、7日周期において感染率が10万人当たり35人に達した地域では、集会の人数を私的な場で25人、公共の場で50人に制限すると発表した。

さらに、7日間の感染率が10万人当たり50人に達した場合は、私的な場での集まりは10人、公共の場では25人に制限する。

違反者には50ユーロ(59ドル)の罰金が科される。企業やビジネスは室内の換気システム改善が求められる。

メルケル首相は「秋や冬にかけて状況が悪化することは明白で、現在確認されている感染者の緩やかな増加、一部地域での急増は懸念要因」と語った。

また、学校や幼稚園の運営継続も優先課題とした。

ドイツは今のところ、ほかの多くの欧州各国に比べて新型コロナの感染拡大を抑制できているものの、関係筋によると、メルケル氏は28日、自身の党の幹部に対し、現在のトレンドが続けば感染率は1日当たり1万9200人に達する可能性があると語った。

ドイツのコロナ感染者は累計28万7400人超、死者は9500人に迫っている。29日の新規感染者数は2089人だった。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア・ウクライナ復活祭停戦、発効数時間で双方が違

ワールド

米イラン協議決裂、核・ホルムズ海峡で溝埋まらず 停

ワールド

中国、台湾向け観光規制緩和など新措置 野党党首訪中

ビジネス

円高につながる金融政策、「一つの選択肢」=赤沢経産
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけない副作用に研究者が警鐘
  • 2
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人が海外を希望する時代
  • 3
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦によって中国が「最大の勝者」となる理由
  • 4
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 7
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 10
    革命国家イラン、世襲への転落が招く「静かな崩壊」
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中