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中南米のコロナ感染死者、北米上回る=ロイター集計

2020年07月14日(火)06時36分

中南米地域の新型コロナウイルス感染による死者数が米国とカナダの合計を初めて上回ったことが13日、ロイターの集計で分かった。ブラジリアで7日撮影(2020年 ロイター/ADRIANO MACHADO)

[サンティアゴ 13日 ロイター] - 中南米地域の新型コロナウイルス感染による死者数が米国とカナダの合計を初めて上回ったことが13日、ロイターの集計で分かった。

公式統計に基づくロイターの集計によると、中南米地域の新型ウイルス感染による死者数は13日時点で少なくとも14万4680人と、北米(米国とカナダ)の14万3847人を上回った。

米州では2月下旬に最初の新型ウイルス感染がカナダで確認され、その直後に米国、メキシコと続いた。

中南米地域では海外渡航歴のある富裕層の居住地域で最初の感染が確認された後、感染が広範な地域に急拡大。貧困化、非正規労働、不十分な医療保険制度などで事態は悪化している。ブラジルのボルソナロ大統領とメキシコのロペスオブラドール大統領が当初、新型ウイルス感染拡大を軽視していたことも影響したとみられる。

感染による死者数は米国が13万5055人と世界で最悪。次いでブラジルが7万2100人と2番目に多い。中南米地域ではメキシコとペルーが死者数が多い10カ国に入っているほか、チリ、コロンビア、エクアドルで死者数は5000人を超えている。

ロイター
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