ニュース速報

ワールド

豪シドニー近郊でクラスター発生、新型コロナ第2波への懸念高まる

2020年07月13日(月)15時22分

 7月13日、オーストラリアで人口が最多のニューサウスウェールズ(NSW)州で、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が発生し、感染第2波への懸念が高まっている。写真はシドニーで4月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリアで人口が最多のニューサウスウェールズ(NSW)州で、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が発生し、感染第2波への懸念が高まっている。

オーストラリアは厳しい規制を迅速に導入して、他国のような深刻な感染状況を回避。累計の感染者数は1万人未満と、ここ数日の米国での1日の感染者の6分の1にとどまっている。

しかし、先週には人口第2位のビクトリア州で、感染者急増を受けてロックダウンが再導入される事態となり、当局者は市中感染の拡大に懸念を示している。

NSW州では過去24時間に新たに14人の感染が確認された。このうち市中感染者は8人で、大半がシドニー南西部にあるクロスローズ・ホテルのパブに最近訪れて感染したとみられ、このパブに関連した感染者は合計で13人となった。

連邦政府のマイケル・キッド副主席医務官はオーストラリア放送協会(ABC)に対し、「全国に必需品を届ける輸送ドライバーがこのホテルを利用しており、懸念される」と述べた。ドライバーは検査を受けていないという。

当局は、このパブを訪れた人に対して、2週間自主隔離を行い、ウイルス検査を受けるよう呼びかけている。

また、シドニー市内では、7月4日にカジノのザ・スターを利用した人がウイルス検査で陽性が判明した。スター・エンタテインメント・グループが明らかにした。人の出入りが多いカジノを利用した人の感染が確認されたことで、拡大への懸念が高まっている。

ビクトリア州では過去24時間に177人の感染が新たに確認された。新規感染者が3桁となるのは8日連続。ただ、前日の273人からは減少した。

同州保健当局トップのブレット・サットン氏は州都メルボルンで、記者団に対し「ピークはまだ過ぎていない可能性がある。減少傾向が1週間続くことが望ましい」と語った。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、イラン新指導者モジタバ師ら巡る情報提供に最大1

ワールド

トランプ氏、イラン濃縮ウランのロシア移送案拒否 プ

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ約120ドル安 原油高でイ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、有事の買い続き159円台後
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 9
    謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持す…
  • 10
    北極海で見つかった「400年近く生きる生物」がSNSで…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中