Yadarisa Shabong Lisa Jucca

[20日 ロイター] - 欧州の食品・日用品大手ユニリーバは20日、食品事業に対し米マコーミック・アンド・カンパ⁠ニーから買収提案を受けたと発表した。マコーミックも、食品事業に関わる潜在的な戦略的取引についてユニリーバと協議中だと確認した。格下か⁠らの買収提案となる。

ユニリーバの食品事業は2025年の総売上高の約4分の1を占めた。⁠だが加工食品離れという逆風にも直面しており、同事業の成長はユニリーバ全体と比べ緩やかだ。

バークレイズのアナリストは、食品部門の価値を280億─310億ユーロと試算した。

一方マコーミックの時価総額は⁠約145億ドルでユニリーバの食品事業を大きく下回る。ユニリーバの時価総額は約1360億ド⁠ルだ。

ユ⁠ニリーバ株を保有するW1Mのポートフォリオマネジャー、ティネケ・フリッキー氏は「この取引は複雑に見える。マコーミックはユニリーバの食品部門よりはるかに規模が小さい。ユニリーバの食品部門⁠の利益はマコーミックの約3倍だ。統合体としてどのような価値が生み出せるのか、株主に価値をもたらすどのような構造が提案できるのかが不明だ」と指摘した。

両社は、合意が成立するかどうかは確実ではないと述べた。財務的な詳細は明らかにしていない。関係⁠者によると、マコーミックが一方的に買収を提案したという。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、ユニリーバとクラフト・ハインツが双方の食品事業の一部を統合する方向で協議したものの、協議は打ち切られたと報じていた。

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