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原油先物は小幅高、減産延長巡り不透明感強まる

2020年06月04日(木)05時54分

3日の原油先物相場は小幅高。北海ブレント原油先物は一時40ドルの大台を突破したものの、その後は39ドル台に押し戻された。キューバ・ボカデハルコで昨年9月撮影(2020年 ロイター/Alexandre Meneghini)

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 3日の原油先物相場は小幅高。北海ブレント原油先物は一時40ドルの大台を突破したものの、その後は39ドル台に押し戻された。石油輸出国機構(OPEC)に非加盟産油国を加えたOPECプラスによる減産延長の可能性を巡って不透明感が強まった。

米エネルギー情報局(EIA)によると、週間の米原油在庫は207万バレル減少する一方、ガソリン在庫は279万バレル増加したほか、ディーゼルオイルやヒーティングオイルを含む留出油の在庫は993万バレル急増した。

こうした中、関係筋によると、サウジアラビアとロシアは減産合意を順守しなかった国に対する圧力を強めながら、現行の協調減産を1カ月延長することで暫定的に合意した。ただし協議が4日に開催される公算は小さいという。

北海ブレント先物8月限の清算値は0.22ドル(0.6%)安の39.79ドル。一時3月6日以来の高値となる40.53ドルを付けた。米国原油の指標であるWTI先物7月限は0.48ドル高の37.29ドル。

ロイター
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