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欧州医薬品庁、抗マラリア薬のコロナ治療利用に注意勧告

2020年05月30日(土)00時39分

[29日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は29日、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の投与を受けている新型コロナウイルス感染症患者について、深刻な副作用が出ていないか注意して見守る必要があるとの見解を示した。

EMAは「新型ウイルス感染症(COVID-19)の治療に利用する恩恵とリスクを巡るエビデンスを集めるため、適切なランダム臨床試験を調整しながら実施することが重要となる」とした。

その上で、COVID-19患者に対するクロロキンとヒドロキシクロロキンの投与は、臨床試験の枠組み、もしくは政府の非常プログラムの下のみで、注意深く見守りながら実施される必要があるとの立場を改めて表明した。

世界保健機関(WHO)は25日、ヒドロキシクロロキンを新型ウイルス感染症治療に利用する試験について、安全検査委員会がデータの検証を終えるまで一時停止したと表明。これを受け、欧州ではフランス、イタリア、英国、ベルギーなどで同薬の利用を停止する動きが出ている。

ロイター
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