ニュース速報

ワールド

訂正-香港自治「終えんの前兆」、米国務長官が非難 国家安全法案巡り

2020年05月25日(月)08時16分

5月22日、中国政府が香港に国家安全法の迅速な制定を義務付ける新たな法案を全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に提出したことについて、ポンペオ米国務長官は「横暴かつ破滅的」であると非難した。写真は5月20日、国務省で記者会見するポンペオ長官(2020年 ロイター/Nicholas Kamm)

[ワシントン/香港 22日 ロイター] - 中国政府が香港に国家安全法の制定を義務付ける新たな法案を全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に提出したことについて、ポンペオ米国務長官は22日、「横暴かつ破滅的」で、香港の自治の「終えんの前兆」と非難した。

ポンペオ長官は「香港に国家安全法の制定を課す(中国の)提案を米国は非難する」とした上で、「米国は中国に対し、この破滅的な提案を再検討するとともに、国際義務を順守し、香港の高度な自治を尊重するよう強く求める」と述べた。

さらに「中英共同宣言と香港基本法によって保証される香港の自治と自由を脅かすような決定をすれば、『一国二制度』などを巡る米国の評価への影響は避けられない」とした。

トランプ大統領は前日、中国が香港に国家安全法を導入すれば、米国は「極めて強硬に対応する」と警告した。

オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はFOXニュースに対し、米政府には「不満を表明する多くの手段がある」と指摘。しかし、具体的な行動には言及していない。

さらにオブライエン氏は「中国が香港に国家安全法の制定を義務付ける新たな法案を巡り強硬な行動に出れば、米国は対応する。英国や他の多くの友好国も対応するだろう」と述べた。

英国統治下の香港で最後の総督を務めたクリス・パッテン氏は中国政府を「おびえた乱暴者の集まり」と批判。「前政権とは違い、習近平国家主席(訂正)が率いる中国は信用できない。習氏は独裁者のように国を取り締まり、自身と中国政府に異論を唱える人間を受け入れることができない」と述べた。

カナダ、英国、オーストラリア(訂正)は共同声明を発表し、国家安全法提案について「深く懸念している」と表明。

香港の民主化を求める活動家らは、香港の自由や世界の金融センターとしての地位が奪われると強い懸念を示し、抗議デモを呼び掛けた。

*24日配信記事で、8段落目の「オーストリア」を「オーストラリア」に訂正しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

米ギャップ、第3四半期は32%減益 時間外で株価下

ワールド

情報BOX:新型コロナウイルス、世界の感染者593

ビジネス

米株はダウ3万ドル突破、ワクチン開発進展や米政権移

ワールド

アストラゼネカ、コロナワクチン「非営利」確約を=国

MAGAZINE

特集:BTSが変えた世界

2020-12・ 1号(11/25発売)

常識を覆して世界を制した「現代のビートルズ」── 彼らと支える熱狂的ファン「ARMY」との特別な絆

人気ランキング

  • 1

    11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......

  • 2

    オバマ回顧録は在任中の各国リーダーを容赦なく斬りまくり

  • 3

    【オバマ回顧録】鳩山元首相への手厳しい批判と、天皇皇后両陛下への「お辞儀」の真実

  • 4

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多…

  • 5

    劇場版『鬼滅の刃』は慌てて観るには値しない

  • 6

    中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族…

  • 7

    トランプはなぜあれほど強かったのか──経済政策でも…

  • 8

    金正恩「女子大生クラブ」主要メンバー6人を公開処刑

  • 9

    やはり、脳と宇宙の構造は似ている......最新研究

  • 10

    IQじゃない。習い事で伸ばすべきは「非認知能力」

  • 1

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多めのウェア着ている選手が悪いのか?

  • 2

    世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由

  • 3

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

  • 4

    オーストラリアが打ち砕く、文在寅に残された「たっ…

  • 5

    【オバマ回顧録】鳩山元首相への手厳しい批判と、天…

  • 6

    新型コロナは2019年9月にはイタリアに広がっていた──…

  • 7

    やはり、脳と宇宙の構造は似ている......最新研究

  • 8

    大統領選の「トランプ爆弾」不発に民主党はがっかり…

  • 9

    医学部で人生初の解剖、人体が教科書通りでないこと…

  • 10

    中国とロシアがバイデンを祝いたくない理由

  • 1

    アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見

  • 2

    半月形の頭部を持つヘビ? 切断しても再生し、両方生き続ける生物が米国で話題に

  • 3

    アメリカを震撼させるオオスズメバチ、初めての駆除方法はこれ

  • 4

    アメリカ大統領選挙、ペンシルベニア州裁判所が郵便投…

  • 5

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多…

  • 6

    事実上、大統領・上院多数・下院多数が民主党になる…

  • 7

    世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由

  • 8

    世界が騒いだ中国・三峡ダムが「決壊し得ない」理由

  • 9

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

  • 10

    トランプでもトランプに投票した7000万人でもない、…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!