ニュース速報

ワールド

北朝鮮、新型コロナ検査・隔離継続 感染者報告はゼロ=WHO

2020年04月08日(水)09時26分

4月7日、北朝鮮は、新型コロナウイルスの感染者が報告されていない数少ない国の1つだが、引き続き検査を実施し、500人超に隔離措置を取っている。写真はピョンヤンで消毒作業を行う人々。3月4日、KCNA配信(2020年 ロイター/North Korea's Korean Central News Agency)

[ジュネーブ 7日 ロイター] - 北朝鮮は、新型コロナウイルスの感染者が報告されていない数少ない国の1つだが、引き続き検査を実施し、500人超に隔離措置を取っている。世界保健機関(WHO)が7日、ロイターに明らかにした。

同国の保健当局から「週ごとに最新情報」を受けているというWHOによると、北朝鮮は平壌にある試験所で新型コロナの検査が可能という。

北朝鮮でWHOの代表を務めるエドウィン・サルバドール氏は、電子メールの返信で「4月2日時点で709人(外国人11人、国民698人)にCOVID─19(新型コロナウイルス感染症)の検査が実施された。感染者の報告はゼロ。隔離の対象者は509人(外国人2人、国民507人)」と述べた。

「昨年12月31日以降、2万4842人(外国人380人含む)が隔離を解除された」という。

また、PCR検査で使用するプライマーとプローブを1月に中国から受け取ったとの報告を受けているという。WHOは北朝鮮に防護具を供給している。

WHOのウェブサイトによると、世界約206カ国・地域に感染が拡大。感染者数は全体で130万人近くとなっており、死者は7万2614人。北朝鮮やアフリカ南部のレソト、タジキスタン、トルクメニスタン、イエメンは含まれていないようだ。

一部の専門家らは、新型コロナ感染が広がった中国および韓国と国境を接する北朝鮮で感染者が確認されていないことを疑問視している。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米大統領が中国挑発しないよう助言との事実ない=日米

ビジネス

中国万科、社債が約50%急落 償還延期要請

ワールド

香港高層住宅群で大規模火災、55人死亡・279人不

ビジネス

再送-第一生命HD、30年度の利益目標水準引き上げ
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 5
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 6
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 7
    ミッキーマウスの著作権は切れている...それでも企業…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    ウクライナ降伏にも等しい「28項目の和平案」の裏に…
  • 10
    あなたは何歳?...医師が警告する「感情の老化」、簡…
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 9
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中