ニュース速報

ワールド

英政府、外出制限強化も 保健相が違反者に警告

2020年04月06日(月)11時11分

 4月6日、ハンコック英保健相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため実施しているロックダウン(都市封鎖)のルールを無視する人が後を絶たなければ、屋外での運動を禁止するなど対策を強化せざるを得ないと警告した。写真はロンドンで5日撮影(2020年 ロイター/HENRY NICHOLLS)

[ロンドン 5日 ロイター] - ハンコック英保健相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため実施しているロックダウン(都市封鎖)のルールを無視する人が後を絶たなければ、屋外での運動を禁止するなど対策を強化せざるを得ないと警告した。

新型コロナ感染症による英国内の死者は4日時点で4934人と、前日から621人増加した。

ロックダウンに関する現在のルールでは、対人距離を保つことを条件に散歩やジョギングなど日々の運動は認められている。

しかしハンコック保健相は、日光浴など他の活動は他者を危険にさらす恐れがあり、ロックダウンを長期化させる可能性があると警告。多くの人はルールに従っているが、少数の人が違反を続けた場合、「追加措置をとらざるを得ないかもしれない」と述べた。

5日は気温の上昇により市民が公園などに出かけるのではないかとの懸念が浮上していた。ロンドンでは、4日に日光浴をしたり大人数で集まったりする人が多く見られたとして、5日に公園を閉鎖する自治体もあった。

ハンコック保健相は外出制限の緩和時期について、感染拡大を抑制できた段階にならなければ判断できないとし、「まだそうした段階にはない」と述べた。

政府の新型コロナ対策立案に協力したインペリアル・カレッジ・ロンドンのニール・ファーガソン教授はBBCのインタビューで、英国内の新型コロナの流行は向こう7─10日でピークを迎えるとの見方を示した。

その上で「その後は、感染者がどれだけ早急に減少するかが極めて重要になる。ピークが横ばいのまま長期間続くか、もしくは早急に減少させることができるかが問題で、現行の対策がどれだけ有効かに左右される」と述べた。

死者は約7000人から2万人余りの範囲になる可能性があるとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、イラン革命防衛隊をテロ組織に指定 イラン反発

ワールド

アメリカン航空、ベネズエラ便再開を計画 トランプ氏

ワールド

米軍、イラン巡る大統領の決断「実行の準備」 国防長

ワールド

トランプ氏「ロシアがキーウ攻撃1週間停止に同意」、
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    配達ライダーを飲み込んだ深さ20メートルの穴 日本…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    致死率高い「ニパウイルス」、インドで2人感染...東…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 8
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中