ニュース速報

ワールド

韓国中銀、初の「無制限」オペ実施へ 市場の動揺受け

2020年03月26日(木)13時40分

 3月26日、韓国銀行(中央銀行)は、3カ月物の資金供給オペを一時的に「無制限」で実施すると発表した。写真は韓国銀。ソウルで2016年3月撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は26日、3カ月物の資金供給オペを一時的に「無制限」で実施すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で動揺するマネー市場に資金を供給する。韓国銀行が無制限の資金供給を行うのは初めて。

6月末まで毎週レポ入札を行う。より幅広い金融機関が、金利0.85%以下で資金供給を受ける。

韓国銀行はまた、国営企業が発行した債券を含め、オペの適格担保も拡大する。

会見した韓国銀行幹部は「市場の需要をすべて満たす(資金を)供給する。したがって、量的緩和を開始したと言っても間違いではないだろう」とした上で「他の先進国の量的緩和とは異なる」と述べた。

発表を受け、3年物の国債先物6月限は急上昇。0257GMT(日本時間午前11時57分)時点で0.24%高の111.39。

韓国は24日、新型ウイルスの感染拡大により影響を受けた企業を支援し、株式・債券市場の下落に対応するため、政府の対策の規模を100兆ウォン(800億ドル)に倍増させることを決めた。

中銀は声明で「このオペを通じ、政府による100兆ウォン規模の支援策に十分な資金を提供する」とし、政府との連携姿勢を打ち出した。

韓国では今月、ウォンとのスワップを通じたドルの調達コストが、世界的な金融危機以降で最高の水準に上昇。社債と国債の利回りスプレッドも拡大していた。

*内容を追加し、写真をつけました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国外相、イラン指導者殺害や体制転換の扇動「容認で

ワールド

OPECプラス8カ国、4月に増産開始で合意 イラン

ワールド

イラン首都照準に2日目攻撃、トランプ氏は反撃に警告

ワールド

プーチン氏、ハメネイ師殺害は道徳規範と国際法に違反
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 4
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 5
    【銘柄】「三菱重工業」の株価上昇はどこまで続く...…
  • 6
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 7
    【銘柄】「ファナック」は新時代の主役か...フィジカ…
  • 8
    「高市大勝」に中国人が見せた意外な反応
  • 9
    今度は「グリンダが主人公」...『ウィキッド』後編の…
  • 10
    「何でこんなことするの...」 調子に乗った観光客、…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 7
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中