ニュース速報

ワールド

イタリアの新型肺炎対応策は強力、イラン訪問は遅延=WHO

2020年02月26日(水)02時13分

世界保健機関(WHO)は25日、新型コロナウイルスの感染が急増しているイタリアについて、人から人への感染阻止に注力しており、拡大防止に向けた適切な措置を取っていると述べた。イタリア北部コドーニョ付近で23日撮影(2020年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

[ジュネーブ 25日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は25日、新型コロナウイルスの感染が急増しているイタリアについて、人から人への感染阻止に注力しており、拡大防止に向けた適切な措置を取っていると述べた。

イタリアではこの日、ロンバルディア州で新たに40人、同州と隣接するベネト州でも9人の感染が確認され、国内での感染者は280人を超えた。死者も7人に上り、欧州では最も被害が大きい。

WHOのリンドマイアー報道官によると、WHOは同日、ローマでイタリア当局者と対応策について協議した。

また、「WHOの専門家は臨床管理、感染予防・制御、監視、リスク伝達の分野で支援を提供している。現時点では、さらなる人から人への感染を抑制することに注力している」との声明を発表。さらに、異なる地域で複数の集団感染が見られ、これまでのデータによると、感染者5人のうち4人は症状が全くないか軽度だと説明した。

リンドマイアー報道官は「イタリア政府や地方政府による措置は非常に強力で、ウイルス抑制を支援しているようだ」とも述べた。

一方、25日と発表されていたWHOによるイラン訪問は遅れていると指摘。出発時期は未定だという。イランのWHO事務所が当局と連絡を取り合っているとした。

イラン保健当局はこの日、新たに2人が死亡し、国内の死者が計15人になったと発表。国営メディアはその後、新たに1人が死亡したと報じており、死者は16人に達したとみられる。中国国外では最悪の死者数。感染者は35人増加し、計95人になった。前日には感染疑い例が900人前後に達しているとしていた。

またリンドマイアー報道官は、前日にテドロス事務局長が「パンデミック(世界的な大流行)」と宣言するのは時期尚早との認識を示したことについて、「パンデミックは多数の地域での感染拡大と発生源以外の多くの国で抑制できないほどの感染拡大が必要になる」と説明した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベセント米財務長官、インドに対する追加関税撤廃の可

ワールド

米、嵐で16万戸超が停電・数千便が欠航 異常な低温

ワールド

市場の投機的、異常な動きには打つべき手を打っていく

ワールド

米ミネアポリスで連邦捜査官が市民射殺 移民取り締ま
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 3
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投稿したアメリカを嘲笑する動画にネット爆笑
  • 4
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 5
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    サーモンとマグロは要注意...輸入魚に潜む「永遠の化…
  • 8
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 9
    「楽園のようだった」移住生活が一転...購入価格より…
  • 10
    「これは違法レベル...」飛行機で「史上最悪のマナー…
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 9
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中