ニュース速報

ワールド

ボルトン氏、ホワイトハウスによる著書出版の差し止めを懸念

2020年02月18日(火)12時37分

 2月17日、ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当、写真)は、自身が出版を予定している著書がホワイトハウスに発売を「差し止められる」のではないかと懸念していると発言、トランプ大統領のツイートに反論する機会を与えられるべきだと主張した。写真はノースカロライナ州のデューク大学で行われたイベントで撮影(2020年 ロイター/Jonathan Drake)

[ワシントン 17日 ロイター] - ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は17日、自身が出版を予定している著書がホワイトハウスに発売を「差し止められる」のではないかと懸念していると発言、トランプ大統領のツイートに反論する機会を与えられるべきだと主張した。

ボルトン氏は、ノースカロライナ州のデューク大学で行われたイベントで「最終的には著書を出版できると期待している。差し止められないことを期待する」と述べた。

同氏が公の場で発言するのは、上院の弾劾裁判でトランプ大統領に無罪評決が出た後初めて。

ボルトン氏は、トランプ氏からツイッターで批判されたことについて「(トランプ氏は)ツイートし、私は語ることができない。これはフェアだろうか」と述べた。

ニューヨーク・タイムズ紙が報じたボルトン氏の著書の原稿によると、トランプ大統領はウクライナが民主党のバイデン前副大統領の調査に協力するまで同国への軍事支援を凍結したい考えを示していた。

ホワイトハウスは1月、ボルトン氏の著書について「大量の機密情報」が記載されているとみられ、このままの形では出版できないとボルトン氏に通知。

ボルトン氏によると、ホワイトハウスは現在も、同氏が執筆した原稿のチェックを進めている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

FIFAがトランプ氏に「平和賞」、紛争解決の主張に

ワールド

EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討 価格上限

ワールド

欧州「文明消滅の危機」、 EUは反民主的 トランプ

ワールド

米中が閣僚級電話会談、貿易戦争緩和への取り組み協議
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 2
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い国」はどこ?
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 5
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 6
    主食は「放射能」...チェルノブイリ原発事故現場の立…
  • 7
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 8
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 9
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 10
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中