ニュース速報

ワールド

豪森林火災で消火活動中のカナダ輸送機が墜落、米国人3人死亡

2020年01月23日(木)16時55分

 1月23日、大規模な森林火災に見舞われているオーストラリアで、消火活動に従事していたカナダの「C━130ハーキュリーズ」輸送機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡した。写真は19日、カンガルー島で撮影(2020年 ロイター/Tracey Nearmy)

[メルボルン/シドニー 23日 ロイター] - 大規模な森林火災に見舞われているオーストラリアで23日、消火活動に従事していたカナダの「C━130ハーキュリーズ」輸送機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡した。当局が明らかにした。3人はいずれも米国人という。

ニューサウスウェールズ州消防当局の責任者は「(輸送機は)地面に激しく激突し、その衝撃で大きな火の玉があがったとの報告があった。現段階で事故の原因を示すものはまだ見つかっていない」と述べた。また、墜落機は空中からの消火活動を専門とするカナダのコールソン・アビエーション社からリースされたものだと説明した。

豪民間航空安全当局の報道官によると、墜落機は難燃剤を散布するため谷間に入ったまま出てこなかったという。

豪交通安全局は、現地に調査団を派遣し、証拠収集やデータ解析などを行うと表明。初期のリポートは約30日以内に公表するが、安全性に関わる重大な問題が見つかった場合、直ちに関係者に通知するとした。

コールソンは墜落機について、空からの消火活動に当たっており、難燃剤を積んでいたと説明。現場の支援に当たるためチームを派遣する方針を示した。

今回の墜落事故により、大規模森林火災による昨年9月以降の死者は32人となった。

「C━130ハーキュリーズ」は米ロッキード・マーチン製。軍の部隊・貨物の輸送用に設計されたが、消火剤や水を散布できるようにした改造されたものが世界中で森林火災の消火活動に使われている。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

焦点:スペインの移民50万人合法化策、開始前に現場

ワールド

アングル:自動車各社、自動運転推進にブレーキ 開発

ワールド

イラン最高指導者ハメネイ師死亡か、米・イスラエル首

ワールド

アングル:イラン攻撃に踏み切ったトランプ氏、外交政
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 3
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 4
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 5
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 6
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 7
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 8
    トランプがイランを攻撃する日
  • 9
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 10
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中