ニュース速報

ワールド

イランが報復すれば「大規模な報復に出る」=トランプ米大統領

2020年01月06日(月)12時55分

 トランプ米大統領は5日、米軍によるイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害に対してイランが報復すれば「大規模な報復に出る」と警告した。写真は大統領専用機から降りる大統領夫妻。1月5日、メリーランド州で撮影(2020年 ロイターRS/Tom Brenner)

[大統領専用機 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、米軍によるイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害に対してイランが報復すれば「大規模な報復に出る」と警告した。

トランプ氏は大統領専用機内で同行記者団に対し、イランはこれまでに米国人を殺害しているとして、イランの文化遺産を標的にする用意があると述べるとともに、米政権がソレイマニ司令官殺害に関連する情報の公開を「議論するかもしれない」と語った。

トランプ氏はソレイマニ司令官が米国人に対する攻撃を計画していたと発言。同司令官の殺害を指示する根拠となった情報を公開することを検討すると述べた。

イランが報復する可能性について質問された大統領は「(報復が)起きれば(報復が)起きる。(イランが)何かすれば、大規模な報復がある」と述べた。

大統領は司令官殺害について、イランとの戦争を避けることが目的だったとし、一段の緊張拡大をけん制しているが、イランが米国人や米国の施設を攻撃した場合、イランの施設52カ所を攻撃するとツイッターに投稿。「(標的の一部は)イランやイランの文化にとって非常にハイレベルで重要なものだ」と述べている。

ポンペオ米国務長官は5日、トランプ大統領がイランの文化遺産を標的にするとは述べていないと主張したが、大統領は「(イランが)道路沿いに爆弾を仕掛けて我々の国民を爆破することが許されて、我々が文化遺産に手を出すことは許されないというのはおかしい」とコメントした。

文化遺産を軍事行動の標的にするのは国際法で戦争犯罪と考えられている。

トランプ大統領は、イラクの議会が駐留する米軍やその他の外国部隊の撤退を求める決議を可決したことを受け、非友好的なやり方で撤退を要求される事態になればイラクに制裁を発動するとも警告した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送フーシ派がイスラエル攻撃、イエメンの親イラン武

ワールド

再送-UAEのアブダビで5人負傷、火災も発生 ミサ

ワールド

タイ新政権、来週発足へ アヌティン首相が表明 

ビジネス

中国の大手国有銀3行、25年の利益ほぼ横ばい 不動
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 2
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?...「単なるホラー作品とは違う」「あの大作も顔負け」
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 9
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 10
    「酷すぎる...」ショッピングモールのゴミ箱で「まさ…
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 9
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中