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スペイン、社会労働党とポデモスが連立樹立へ 選挙受け早期合意
スペインのサンチェス首相率いる社会労働党(PSOE)と急進左派ポデモスは12日、連立政権を樹立することで基本合意した。写真は社会労働党のサンチェス党首(左)とポデモスのイグレシアス党首(2019年 ロイター/Sergio Perez)
[マドリード 12日 ロイター] - スペインのサンチェス首相率いる社会労働党(PSOE)と急進左派ポデモスは12日、連立政権を樹立することで基本合意した。
10日投開票された今年2度目の総選挙(下院、定数350)は、極右政党ボックス(VOX)が4月の選挙の倍以上の議席を獲得。PSOEは第1党を維持したものの過半数にはさらに遠い状況となり、組閣に向けた協議が再び難航すると懸念されていた。
PSOEのサンチェス党首は、ポデモスのイグレシアス党首と連立合意に署名後、この合意が4年間にわたるものだと述べた。
連立樹立には他党の協力や閣僚任命などさらなるステップを経ることになるが、実現すれば1970年代後半の民主化以降で初めて連立政権が誕生することになる。
サンチェス氏は「スペインには安定的で、確かな政権が必要だ」とし、他党の参加にも前向きな姿勢を示した。総選挙では社会労働党が120議席、ポデモスが35議席を獲得したが、全350議席の過半数には届かない。