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韓国大統領、安倍首相にハイレベル協議提案 バンコクで短時間接触

2019年11月04日(月)17時45分

 11月4日、韓国大統領府は、文在寅大統領(写真後方右)が東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合の合間に短時間、安倍普三首相(中央)と話をし、冷え込んでいる日韓関係の修復に向け、ハイレベル協議を行うことを提案したと発表した。バンコクで撮影(2019年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[ソウル 4日 ロイター] - 韓国大統領府は4日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合の合間に短時間、安倍普三首相と話をし、冷え込んでいる日韓関係の修復に向け、ハイレベル協議を行うことを提案した、と発表した。

韓国大統領報道官の声明によると、文大統領と安倍首相は会合の合間に11分間、話し合った。

声明は、両国の外務省が実施している実務レベル協議に言及し「両首脳は、2国間問題は対話を通じて解決すべきという原則を再確認した」とし「文大統領は、必要ならさらにハイレベルの協議を提案し、安倍首相は、可能なあらゆる方法を通じて解決を目指すことを提言した」としている。

NHKによると、両首脳は、日韓関係は重要で、対立は対話を通じて解決されるべきとの認識で一致した。

元徴用工問題や日本の輸出管理厳格化で韓国と日本の関係は極めて悪化しており、両国首脳会談は1年以上、開かれていない。

韓国は、日本との安保協力の枠組みである軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を表明したが、日本が輸出管理の厳格化をやめれば、GSOMIA破棄を撤回する可能性があるとしている。

*内容を追加しました。

ロイター
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