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ブラジルのトラックスト、政府対策でも正常化遠く 影響深刻化
5月28日、ディーゼル油高騰に抗議するトラック運転手のストライキは、ブラジル政府が要求を受け入れた後も正常化が進んでおらず、食料品や燃料、輸出品などの物流が滞る深刻な事態となっている。写真はリオデジャネイロで、ガソリンスタンドに並ぶ人々(2018年 ロイター/Ricardo Moraes)
[サンパウロ 28日 ロイター] - ブラジルのトラック運転手協会(ABCAM)は、ディーゼル油高騰への抗議デモを続けている運転手らに対し、政府が要求を受け入れたことから、ストライキをやめて職場に戻るよう呼び掛けた。しかしストの解除は遅々として進んでおらず、食料品や燃料、輸出品などの物流が滞る深刻な事態となっている。
ABCAMは声明で、28日午後までに道路を封鎖する運転手の数が大きく減ると見通した。ただ、スト解除には時間がかかるとの認識も示した。
<大統領の新たな措置>
ブラジルのテメル大統領は27日、トラック運転手の主要な要求に対処するため、即時実施の3つの政令に署名すると表明し、これらの措置には100億レアル(27億ドル)程度の公的資金が必要になるとの推計を示した。
第1に、ディーゼル燃料の小売り価格を60日間にわたって1リットル当たり0.46レアル(約12%)引き下げる。値下げは国営石油会社ペトロブラス
ストがいつ、どのように収束するかは不透明との見方も出ている。リオデジャネイロの独立系団体指導者の1人は、政府側の提案に不満を表明。「もはやディーゼル燃料だけでなく、他の燃料コストの引き下げも望んでいる」と訴えた。
28日深夜の時点で、業務正常化通常の兆しはほとんど見られない。サンパウロなど全国の多数の都市でトラック運転者の抗議行動が続いている。
<影響深刻化>
8日間のストを受け、全国で生活必需品が不足して状況は一段と深刻化している。病院では物品不足が報告され、農園では飼料不足で家畜が死ぬ事態となっている。またリオデジャネイロなどの主要都市では公共交通機関の運行が大幅に減らされ、学校や大学は休校を決めた。
ガソリンスタンドは国の大半で燃料の在庫が少なくなり、大半の大都市での公共輸送用バスやパトカー、救急車に燃料を補給するための燃料輸送車を警察や軍隊が警護している。
28日のブラジル株式市場はボベスパ株式指数<.BVSP>が4.5%急落し、年初来で初めてマイナス圏に沈んだほか、通貨レアルも財政赤字拡大への懸念から対ドルで1.6%下げた。





