ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、イランによるイスラエル攻撃で安全逃避

2024年10月02日(水)06時03分

ニューヨーク外為市場では、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したことを受け、安全資産とされる通貨が上昇した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したことを受け、安全資産とされる通貨が上昇した。ドルには8月の雇用動態調査(JOLTS)も買い材料となった。

イスラエル軍は1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した。イスラエルのメディアによると、約200発のミサイルが国内に向け発射されたもよう。    

フォレックスライブ(トロント)のチーフ為替アナリスト、アダム・ボタン氏は述「市場はここ1カ月間、中東での紛争をほぼ無視してきたが、イランとイスラエルの直接対決は常にエスカレートする危険性がある」と指摘した。      ドル/円は0.04%安の143.7円。イランのイスラエル攻撃が報道される前は144.53円だった。      ドル/スイスフランは0.2%高の0.847スイスフラン。ミサイル発射の報道を受けてスイスフランは上昇したが、その後は報道前の水準近くまで値を下げた。    

ドル指数は0.45%高の101.20。          CMEグループのフェドウオッチによると、市場は11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる可能性を38%と見込んでいる。これは30日の35%から上昇しているものの、1週間前の58%からは減少している。

この日は、米東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者が約50年ぶりの大規模ストライキに突入した。アナリストらは、このストが米国の経済成長に打撃を与える可能性があると指摘している。      ユーロ/ドルは0.57%安の1.1071ドル。欧州中央銀行(ECB)当局者のハト派的な発言を受けた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.89%下落し6万1943ドルとなった。    

ドル/円 NY終値 143.56/143.58

始値 143.73

高値 144.07

安値 142.98

ユーロ/ドル NY終値 1.1067/1.1068

始値 1.1087

高値 1.1099

安値 1.1046

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン再攻撃計画か、トランプ氏に説明へ

ワールド

プーチン氏のウクライナ占領目標は不変、米情報機関が

ビジネス

マスク氏資産、初の7000億ドル超え 巨額報酬認め

ワールド

米、3カ国高官会談を提案 ゼレンスキー氏「成果あれ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 2
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、クリミアのロシア空軍基地に…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中