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セブン&アイ、価格含め買収条件「不十分」 クシュタールに伝達へ=関係者

2024年09月05日(木)19時57分

セブン&アイ・ホールディングスは5日、同社に買収を提案したカナダ小売大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、価格を含め条件面で内容が不十分との趣旨を伝えることを決めた。写真は2017年12月、東京で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

Ritsuko Shimizu

[東京 5日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは5日、同社に買収を提案したカナダ小売大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、価格を含め条件面で内容が不十分との趣旨を伝えることを決めた。事情を知る関係者が明らかにした。主に米国で競争法上の懸念もあるとしている。

買収提案を拒否するものではなく、協議は続けるという。別の関係者2人によると、セブン&アイは独立社外取締役で構成する特別委員会を4日に開催。5日の取締役会で報告を受け、クシュタールへ再検討を求めることを決めた。

セブン&アイ広報は「当社が発表したものではない」とした。

買収を提案したクシュタールは5日、株主総会を予定している。

セブン&アイは、8月19日にクシュタールから法的拘束力のない買収提案を受けたと発表。特別委員会を立ち上げ、提案内容を検討していた。

株主の米ファンド、アーティザン・パートナーズ・アセットマネジメントはセブン&アイに対し、19日までに買収提案に関する最新情報を提供するよう求めている。

ロイター
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