ニュース速報
ビジネス

米大手ホテルのサービス提供に支障、従業員1万人のストで

2024年09月03日(火)08時07分

 9月2日、米国内のホテル従業員約1万人によるストライキ開始から2日目となった同日、レーバーデーの祝日で繁忙日となる中、数十軒のホテルでサービスに支障が出たことが、従業員や労働組合の話で分かった。写真はコネチカット州グリニッジでのデモ。1日撮影(2024年 ロイター/UNITE HERE)

Andrew Hay

[2日 ロイター] - 米国内のホテル従業員約1万人によるストライキ開始から2日目となった2日、レーバーデーの祝日で繁忙日となる中、数十軒のホテルでサービスに支障が出たことが、従業員や労働組合の話で分かった。

労組ユナイト・ヒアとホテル大手ヒルトン・ワールドワイド、ハイアット・ホテルズ、マリオット・インターナショナルとの労使協定交渉が決裂したことを受けて、従業員はハワイ州ホノルルやマサチューセッツ州ボストンなどにある3ホテルの前でピケを張り、賃上げを要求した。

労組によると、全米9都市のホテル25軒でストが行われており、最長で3日間続く見通し。

全米自動車協会(AAA)の予約データによると、レーバーデーを含む週末の国内旅行者は前年比9%増えた。

ハワイやボストン、カリフォルニア州サンノゼにあるホテルの受付スタッフに電話で問い合わせたところ、スタッフ不足でレストランや客室清掃といったサービスに支障が出ているとの回答があった。

ヒルトンとハイアットは、労組と公正な協定をまとめるために引き続き尽力すると述べた。マリオットは現時点でコメントの要請に応じていない。

労組側は生活費に見合う賃上げのほか、コロナ禍で削減した人員を戻すよう求めている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

小泉防衛相、中国軍のレーダー照射を説明 豪国防相「

ワールド

米安保戦略、ロシアを「直接的な脅威」とせず クレム

ワールド

中国海軍、日本の主張は「事実と矛盾」 レーダー照射

ワールド

豪国防相と東シナ海や南シナ海について深刻な懸念共有
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 7
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 8
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 9
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中