ニュース速報
ビジネス

米国債の年初来リターン、数カ月ぶりにプラス圏に

2024年07月13日(土)02時16分

米国債の年初からのリターン状況を示す指標は、11日に公表された米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が示されて国債利回りが急低下したことを受けて、数カ月ぶりにプラス圏に入った。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国債の年初からのリターン状況を示す指標は、11日に公表された米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が示されて国債利回りが急低下したことを受けて、数カ月ぶりにプラス圏に入った。  

ICE BofA米国債指数 によると、債券の価格変動などによる年初来トータルリターンは、11日に0.324%のプラスに転じた。リターンは2月初旬からマイナスが続いていた。  

米国債利回りは依然高水準で推移しており、指標となる米10年債利回り は昨年末の水準を約35ベーシスポイント(bp)上回っている。  

債券価格は、第1・四半期のインフレ率上昇を受けて下落した。連邦準備理事会(FRB)や市場の予想よりも物価上昇圧力が根強いことが懸念された。FRBの政策金利に連動する先物の指標では、2024年の利下げ予想は、年初の約150bpから12日時点で62bpまで引き下げられている。  

ただ、ここ数週間、経済活動の減速を示す経済指標も見られ、FRBがより緩和的な金融政策に転換するとの市場の期待が高まっている。  

6月の米CPIは前月比で約4年ぶりに0.1%下落となり、FRBが9月に利下げを実施するとの観測が高まった。これにより米国債利回りは急低下し、11日の10年債利回りは3月以来の最低となる4.19%で引けた。  

ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャー、ジウェイ・レン氏は「短期的には債券はプラスのリターンを得られるだろう。米国債も好調に推移するとみられる」と述べた。ただ、今後は米大統領選を巡る懸念が強まる可能性があるとも指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

モディ印首相、中国との「関係改善に尽力」 習主席と

ワールド

インドネシア大統領、訪中取りやめ 首都デモが各地に

ビジネス

中国製造業PMI、8月は5カ月連続縮小 内需さえず

ワールド

ロシア軍参謀総長、前線で攻勢主張 春以降に3500
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 2
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 5
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 6
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中