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午後3時のドルは156円台でじり高、1週間ぶり高値更新後に失速

2024年05月21日(火)15時44分

 5月21日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの156円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの156円前半で取引されている。実需などの買いで1週間ぶり高値となる156円半ばへ一時上昇したものの、介入警戒感もあり円安は緩やかに失速した。

前日海外の流れを引き継ぐ形で、東京もドル/円は買いが先行。「仲値前後に輸入企業などの買いが入った」(FX会社のトレーダー)といい、一時156円半ばと米消費者物価指数(CPI)が発表された15日以来、1週間ぶりの高値を更新した。

しかし、今月2日に介入と見られる円急騰が発生した157円台が近づくと、警戒感から円売りが失速。午後には156円前半へ反落した。

市場では「2日は円相場にほとんど値動きがない状況下で、介入が行われた公算が高い。上値では再度の不意打ちを恐れる参加者が増える」(外銀の為替取引担当者)との声が聞かれた。

一方、介入警戒感の強い対米ドル以外では円安が再び勢いを増しており、NZドルは95円台と4月の円急騰前の高値を上抜け、7年ぶり高値を更新した。ユーロも169円後半と発足来の高値圏となる170円台が目前に迫った。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.36/156.39 1.0856/1.0860 169.78/169.82

午前9時現在 156.40/156.41 1.0858/1.0862 169.85/169.86

NY午後5時 156.24/156.27 1.0855/1.0859 169.65/169.66

ロイター
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