ニュース速報
ビジネス

モービルアイ、自動運転支援用半導体4600万個を受注

2024年04月18日(木)12時04分

 4月17日、自動運転技術を手がけるイスラエルのモービルアイ・グローバルは、自動運転支援用半導体チップ「EyeQ6(アイキューシックス)ライト」について、4600万個分の受注を確保し、今後数年にかけて出荷すると発表した。写真は同社のロゴ。ドイツのミュンヘンで2021年9月撮影(2024 ロイター/Wolfgang Rattay)

Max A. Cherney

[サンフランシスコ 17日 ロイター] - 自動運転技術を手がけるイスラエルのモービルアイ・グローバルは17日、自動運転支援用半導体チップ「EyeQ6(アイキューシックス)ライト」について、4600万個分の受注を確保し、今後数年にかけて出荷すると発表した。

同社の戦略・開発担当幹部は、EyeQ6ライトを世界のあらゆる主要市場で販売しており、この技術を搭載した自動車は今年半ばに発売されると述べた。

秘密保持契約を理由に、EyeQ6ライトの顧客名は公表していないが、同社顧客にはドイツのフォルクスワーゲン(VW)、ポルシェなどが名を連ねている。

EyeQ6ライトシステムは定速走行・車間距離制御、車線変更など一部の運転支援機能を搭載した大衆車向けの製品。

EyeQ6ライトは例えば、平日午前中だけに設定された制限速度や、制限速度の低下を示す都市部への入り口などの道路標識の文字を読み取ることができる。前世代と比較して4.5倍の計算能力を持ち、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノメートルプロセスで製造されている。

EyeQ6ライトのセンサーには、120度の側方視野を持ち、より遠くの環境条件と物体を検知できる8メガピクセルのカメラが搭載されている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中