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オーストリアのシグナが経営破綻、欧州不動産で過去最大級

2023年11月30日(木)08時40分

 オーストリアを本拠とする不動産大手シグナ・ホールディングスは11月29日、同国の裁判所に破産手続きを申請すると発表した。6日、ウィーンの同社本社で撮影(2023年 ロイター/Leonhard Foeger)

Alexandra Schwarz-Goerlich

[ウィーン/フランクフルト 29日 ロイター] - オーストリアを本拠とする不動産大手シグナ・ホールディングスは29日、同国の裁判所に破産手続きを申請すると発表した。グループ企業の資金調達を巡るぎりぎりの交渉が不調に終わったためで、欧州の不動産企業破綻としては過去最大級の規模となる。

債権者保護団体などによると、シグナ・ホールディングスの負債額は約50億ユーロに上る。急激な金利上昇が事業の痛手になった。

オーストリアの大物実業家ルネ・ベンコ氏が経営権を握るシグナは、ニューヨークのクライスラービルを所有するほか、ドイツの老舗百貨店やオーストリア、スイスなどの大型プロジェクトに出資しており、影響の広がりも懸念されている。

ライファイゼン・バンク・インターナショナルのアナリストチームが今週まとめた分析では、シグナが所有不動産の処分を開始すれば、商業不動産の幅広い値下がりをもたらしかねないという。

不動産コンサルタントの1人は、シグナがドイツ国内に所有する不動産の大半は都市の中心部に位置するので、この破綻で各都市の開発計画が深い傷を受ける恐れがあると指摘した。

ロイター
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