ニュース速報

ビジネス

サノフィとアストラゼネカのRSウイルス感染予防薬、FDAが承認

2023年07月18日(火)10時54分

米食品医薬品局(FDA)は17日、仏製薬大手サノフィと英同業アストラゼネカが共同開発した乳幼児の呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)感染症を予防する抗体療法を承認したと発表した。写真は、サノフィのロゴ。2020年2月6日にパリで撮影。(2023年 ロイター/Benoit Tessier)

[17日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は17日、仏製薬大手サノフィと英同業アストラゼネカが共同開発した乳幼児の呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)感染症を予防する抗体療法を承認したと発表した。

「Beyfortus(一般名ニルセビマブ)」の商標を持つこの療法は、RSウイルスの流行期に生まれたか、1回目の流行期に入った乳幼児と、2回目の流行期まで重症化しやすい生後24カ月までの小児のRSウイルス感染症予防で承認された。

サノフィによると、両社は次回のRSウイルス流行期前に同薬を米国で発売する計画で、価格についての詳細情報は追って発表する。

RSウイルスは乳幼児の入院の主な原因で、今のところスウェディッシ・オーファン・バイオビトラムの「シナジス」が高リスクの乳幼児向けの予防療法として米国で唯一承認されている。

米小児科学会によると、米国内では毎年、生後12カ月未満の小児の約1─3%がRSウイルス感染症で入院している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「Tシャツではなく戦車つくりたい」、関税

ワールド

横転事故の北朝鮮駆逐艦、修理に着手 国営メディア報

ワールド

アングル:AIで信号サイクル最適化、ブエノスアイレ

ワールド

米イラン代表団、週末に「非常に良い」協議=トランプ
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンランドがトランプに浴びせた「冷や水」
  • 2
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...SNSに動画を投稿した飼い主に批判の声が
  • 3
    メーガン妃のネットショップ「As Ever」の大誤算とは?...「ヘンリー王子の賞味期限切れの方が心配」
  • 4
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 7
    【クイズ】PCやスマホに不可欠...「リチウム」の埋蔵…
  • 8
    備蓄米を放出しても「コメの値段は下がらない」 国内…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    メーガン妃とヘンリー王子の「自撮り写真」が話題に.…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 3
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 4
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 5
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 7
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 8
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 9
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中