ニュース速報

ビジネス

6月の利上げ見送り観測後退、米PCE価格指数伸び加速受け

2023年05月26日(金)23時46分

26日発表された4月の米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが前月比、前年比ともに加速したことを受け、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測が後退した。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

[26日 ロイター] - 26日発表された4月の米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが前月比、前年比ともに加速したことを受け、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測が後退した。

市場が織り込む6月FOMCでの0.25%利上げ確率は約60%となった。指標発表前は利上げ見送りの確率を約60%織り込んでいた。

懸念されていた米債務上限問題を巡る協議に一定の進展が見られ、債務不履行(デフォルト)を回避するという期待も利上げ停止観測後退に寄与している

Bライリー・ウエルスのチーフマーケットストラテジスト、アート・ホーガン氏は「インフレは依然根強い」とし、「米債務上限を巡る『ドラマ』は終わりに近づいているように感じるが、米連邦準備理事会(FRB)の次の動きについて配慮する必要がある」と指摘した。

4月のPCE価格指数は前月比0.4%上昇、前年比4.4%上昇。3月は前月比0.1%上昇、前年比4.2%上昇だった。コアPCE価格指数も前年比4.7%上昇と、前月から加速した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

クック理事、FRBで働くことは「生涯の栄誉」 職務

ワールド

OPECプラス有志国の増産停止、ロシア働きかけでサ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、FRB12月の追加利下げに

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダック上昇、アマゾン・オ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中