ニュース速報

ビジネス

ベトナム中銀、0.50%追加利下げ 経済成長減速で

2023年05月24日(水)01時07分

ベトナムの中央銀行、ベトナム国家銀行は23日、政策金利のリファイナンス金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げて5.0%にすると発表した。2020年3月撮影(2023年 ロイター/Kham/File Photo)

[ハノイ 23日 ロイター] - ベトナムの中央銀行、ベトナム国家銀行は23日、政策金利のリファイナンス金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げて5.0%にすると発表した。翌日物電子銀行間金利も6.0%から5.5%へ引き下げ、公定歩合は3.5%に維持することを決め、それぞれ25日に適用する。

経済成長を支えるために今年3月半ばに利下げを決めて以来、今回で3回目の利下げとなる。世界的に中央銀行の金融引き締めが進んでいる中で、ベトナム中銀はこの流れに逆行する数少ない中銀の1つとなっている。

ベトナム中銀は声明で今回の利下げについて「金利水準を引き下げることで企業や家計の信用へのアクセス改善を支援するのが目的だ」と説明した。

ベトナムは2023年第1・四半期の国内総生産(GDP)成長率が3.3%となり、22年第4・四半期の5.9%から鈍化した。主要市場の需要低迷による経済成長の鈍化を抑えようと躍起になっている。

ベトナムの今年1―4月の輸出は前年同期比13.0%減、輸入は17.7%減と急落した。輸入の急減は、企業が原材料や設備の調達を減らすのに伴って鉱工業生産は今後さらに減速することを示している可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、「中立金利」到達まで0.5%幅の利下げ必要

ワールド

米国版の半導体の集積拠点、台湾が「協力分野」で構想

ワールド

アフガン北部でM6.3の地震、20人死亡・数百人負

ワールド

米国防長官が板門店訪問、米韓同盟の強さ象徴と韓国国
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中