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アディダス、人気ラッパーの商品販売へ 収益寄付

5月11日、ドイツのスポーツ用品大手アディダスのビョルン・ガルデン最高経営責任者(CEO)は、反ユダヤ的な発言を巡って昨年提携を解消した米ラップ歌手カニエ・ウエスト氏との協業ブランド「Yeezy(イージー)」の商品の一部を販売し、収益の一部を国際機関に寄付する考えを示した。写真はアディダスのロゴ。ドイツのヘルツォーゲンアウラハで2019年8月撮影(2023年 ロイター/Andreas Gebert)
[フュルト(ドイツ) 11日 ロイター] - ドイツのスポーツ用品大手アディダスのビョルン・ガルデン最高経営責任者(CEO)は11日、反ユダヤ的な発言を巡って昨年提携を解消した米ラップ歌手カニエ・ウエスト氏との協業ブランド「Yeezy(イージー)」の商品の一部を販売し、収益の一部を国際機関に寄付する考えを示した。
提携解消は業績の重しとなっており、イージーブランドの打ち切り後、同社は小売価格で12億ユーロ(13億ドル)相当の在庫を抱えている。
転売市場では同ブランドの価格が高騰。一部商品には2倍以上の値段が付いている。
ガルデン氏は、いつどのような形で商品を販売するかはまだ決めていないが「商品を燃やしても解決策にはならない」とし、ウエスト氏の発言で名誉を傷つけられた国際機関に収益を寄付する考えを示した。