ニュース速報

ビジネス

中国の持続的な景気回復、需要拡大が鍵=共産党政治局

2023年04月28日(金)19時56分

4月28日 中国国営メディアによると、共産党中央政治局会議は28日、国内経済は回復しつつあるが、内需は依然不十分だとの見解を示した。写真は15日、北京で撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 28日 ロイター] - 中国共産党の最高意思決定機関である中央政治局は28日、内需は依然不十分だとして経済支援を維持する方針を示した。新華社が伝えた。

中央政治局は習近平国家主席を議長とする会議終了後、第1・四半期の経済成長が予想を上回る中、需要縮小、供給ショック、期待の低下という中国経済が直面する3つの圧力は緩和したとの認識を示し、「市場の需要は段階的に回復し、経済発展は上昇傾向を示している。経済の運用は良いスタートを切った」と指摘した。

ただ「勢いは強くなく、需要は依然不十分だ。経済の変革と向上は新たな障害に直面しており、質の高い発展には多くの困難と課題を乗り越える必要がある」と述べた。

需要の回復と拡大が持続的な景気回復の鍵を握ると強調。押し上げを図るため、積極的な財政政策を強化し、金融政策と連携する必要があるとした。

ピンポイント・アセットマネジメントのチーフエコノミスト、Zhiwei Zhang氏は「中央政治局会議は、政府が支援型の財政・金融政策スタンスを第2・四半期も維持する可能性を示した」と指摘した。

<回復の足並み揃わず>

中央政治局は、経済の一部に弱さが残っており、本格的な回復はまだ先だとみられるとし、サービス消費を押し上げるため、都市と農村の家計所得を増やす必要があると主張。民間投資を効率的に拡大する必要があると指摘した。

大卒者の就職の道を広げ、出稼ぎ労働者の雇用を安定させる方針を示した。

企業の信頼感を高め、公的投資を指導するほか、民間投資の刺激や外資誘致も進める。

また法規制改革によって企業の公平な競争と発展を促す方針だ。

また人工知能(AI)の発展を重視し革新の循環を作りリスクの払拭を図るとした。

改良住宅の需要を支援し、開発業者の引き渡しを確実とする方針も再確認した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

必要ならホルムズ海峡で護衛、1週間でイランに打撃 

ビジネス

ユーロ圏鉱工業生産、1月は前月比・前年比とも予想外

ワールド

トルコ船舶がホルムズ海峡通航、15隻のうちの1隻に

ビジネス

中国の2月新規融資、予想以上に前月から急減 需要低
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 5
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 6
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 7
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中