ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=反発、FRB議長発言を消化

2023年02月08日(水)06時30分

米国株式市場は不安定な値動きの中、反発して取引を終えた。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[7日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な値動きの中、反発して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に要する時間を巡るパウエル議長の発言を消化した。

パウエルFRB議長は7日、ワシントン経済クラブでインタビューに応じ、2023年は「インフレが大幅に鈍化」する年になる見通しだと述べた。

これを受け、先週の雇用統計発表後に後退していた引き締め鈍化への期待が再び高まった。パウエル議長は1月の雇用統計について「これほど強いとは予期していなかった。金融引き締めがなぜかなりの期間を要するプロセスになるかが示された」と述べた。

TDアメリトレードのトレーディングストラテジスト責任者、ショーン・クルーズ氏は「パウエル議長はFRBが近く利下げするとは見込んでいないが、道筋は良好で、必要なことを達成しているとみている」と指摘した。

主要株価指数は議長の発言中と終了後に大きく変動した。アナリストらはボラティリティーが近く解消される可能性は低いとの見方を示した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34156.69 +265.67 +0.78 33769.78 34240.00 33634.10

前営業日終値 33891.02

ナスダック総合 12113.79 +226.34 +1.90 11891.25 12150.22 11836.78

前営業日終値 11887.45

S&P総合500種 4164.00 +52.92 +1.29 4105.35 4176.54 4088.39

前営業日終値 4111.08

ダウ輸送株20種 15489.82 +125.49 +0.82

ダウ公共株15種 958.18 -2.91 -0.30

フィラデルフィア半導体 3124.15 +94.40 +3.12

VIX指数 18.66 -0.77 -3.96

S&P一般消費財 1177.70 +2.58 +0.22

S&P素材 526.71 +6.75 +1.30

S&P工業 870.62 +2.15 +0.25

S&P主要消費財 764.28 -2.75 -0.36

S&P金融 614.71 +7.07 +1.16

S&P不動産 254.98 -0.79 -0.31

S&Pエネルギー 676.54 +20.20 +3.08

S&Pヘルスケア 1547.00 +9.90 +0.64

S&P通信サービス 194.74 +4.71 +2.48

S&P情報技術 2505.26 +60.26 +2.46

S&P公益事業 347.76 -0.28 -0.08

NYSE出来高 9.30億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27685 + 85 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 27660 + 60 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア・ガスプロム、26年の中核利益は7%増の38

ワールド

英、農業相続税の非課税枠引き上げ 業界反発受け修正

ワールド

メキシコCPI、12月前半は+3.72%に鈍化 年

ビジネス

金現物、4500ドル初めて突破 銀・プラチナも最高
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これまでで最も希望が持てる」
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 8
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 9
    なぜ人は「過去の失敗」ばかり覚えているのか?――老…
  • 10
    楽しい自撮り動画から一転...女性が「凶暴な大型動物…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中