ニュース速報

ビジネス

VW、来年2月までにEV「トリニティ」新工場の是非決定=幹部

2022年12月07日(水)15時51分

 12月7日 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の幹部は6日、本社のあるウォルフスブルクの地元2紙とのインタビューで、導入する電気自動車(EV)「トリニティ」を巡り、新工場が必要になるかどうかは来年2月初め頃に会社が判断すると明らかにした。写真はVWのロゴ。4月26日、ドイツ・ツヴィッカウで撮影(2022年 ロイター/Matthias Rietschel)

[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の幹部は6日、本社のあるウォルフスブルクの地元2紙とのインタビューで、導入する電気自動車(EV)「トリニティ」を巡り、新工場が必要になるかどうかは来年2月初め頃に会社が判断すると明らかにした。

幹部によると、トリニティの導入は手放し運転技術の開発や規制当局からの承認に想定より時間がかかっていることなどから、当初計画より1年半―2年遅れている。態勢ができるまでにウォルフスブルク工場で幾つかの内燃エンジン車の生産が終わっている可能性があり、そうなると新規の工場に投資しなくても、既存工場でトリニティを生産するスペースができることになるという。

幹部は、新工場をつくるか否かは「五分五分だ」と指摘。「来年1月下旬から2月上旬までに、どこの工場のどのプラットフォームでどの車を作るのかが分かるだろう」と述べた。

ロイターは先月半ば、約20億ユーロ(21億ドル)の投資予算で来年着工予定だったトリニティ工場について、オリバー・ブルーメ新最高経営責任者(CEO)が会社の生産戦略を見直しているため、計画が危うくなっていると伝えていた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フジHD、株式買い増しはTOBでと旧村上系から通知

ワールド

北京市、住宅購入規制さらに緩和 需要喚起へ

ビジネス

26年度の超長期国債17年ぶり水準に減額、10年債

ワールド

フランス、米を非難 ブルトン元欧州委員へのビザ発給
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これまでで最も希望が持てる」
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 8
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    なぜ人は「過去の失敗」ばかり覚えているのか?――老…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中