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IMF委、ウクライナ戦争終結呼びかけ ロシアが共同声明に反対

2022年10月17日(月)10時02分

 国際通貨基金(IMF)の加盟国は10月14日、国際通貨金融委員会(IMFC)を開き、ほぼ全ての国がロシアに対してウクライナ戦争を終結させるよう呼びかけた。写真は 議長を務めたカルビニョ・スペイン経済相。米ワシントンで撮影(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)の加盟国は14日、国際通貨金融委員会(IMFC)を開き、ほぼ全ての国がロシアに対してウクライナ戦争を終結させるよう呼びかけた。

議長を務めたカルビニョ・スペイン経済相は会見で、戦争がインフレをあおり、世界経済を減速させる唯一で最大の要因と指摘した。一方、会合ではロシアが再び共同声明の合意を阻んだと語った。

また、紛争が食料やエネルギーを巡る不安、物価上昇、金融安定リスクを引き起こしており、戦争終結を求める声はIMF・世界銀行の4月会合の時よりも強かったと述べた。

IMFのゲオルギエワ専務理事も、戦争終結は「世界経済を改善するための最も簡単な方法だ」と訴えた。

ロシアが共同声明に反対したため、IMFCは議長声明を発表し、各国中央銀行に物価安定に努めるよう求めたほか、財政政策では生活費上昇から弱い立場にある人々を守ることを優先させるべきと指摘した。

通貨についてはドル高による圧力に言及し、「今年は多くの通貨がボラティリティーを高めて大きく変動したことを認識し、2021年4月になされた為替相場に関するコミットメントを再確認する」と述べた。

ロイター
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