ニュース速報

ビジネス

発電用で石油需要が拡大、価格高騰のガスからシフト=IEA

2022年08月11日(木)18時04分

国際エネルギー機関(IEA)は11日発表した石油月報で、猛暑や天然ガス価格の高騰で発電における石油の使用が増え需要が拡大していると指摘した。アルゼンチンの油田で2019撮影。(2022年 ロイター/Agustin Marcarian)

[ロンドン 11日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は11日発表した石油月報で、猛暑や天然ガス価格の高騰で発電における石油の使用が増え需要が拡大していると指摘した。ただこうした状況が景気後退懸念のある国の経済の弱さを覆い隠しているとも述べた。

「天然ガスと電力価格が過去最高水準となり、一部の国にガスから石油への転換を促している」と指摘し、2022年の需要見通しを日量38万バレル引き上げた。

一方、先進国での道路輸送用燃料の使用量減少や年末までの成長鈍化を挙げ「よりネガティブな経済情勢と相まって22年後半にかなりの縮小が予想される」と述べた。

7月の世界石油供給量は、パンデミック前の高水準を上回った。ロシアの予想以上の生産が理由。ロシアの7月の輸出量は日量11万5000バレル減少の同740万バレル。年初から減少量は日量60万バレルにとどまっている。

ロシアの7月の石油輸出収入は20億ドル減少して190億ドルとなった。減少は価格下落が主な要因。IEAは初めて中国が欧州を抜いてロシア産原油の主要輸出先になったと指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反発、自律反発広がる 買い一巡後は

ワールド

原油先物上昇、ホルムズ海峡の混乱長期化を警戒

ワールド

豪家計支出、1月は上向くもさえず 利上げ控え慎重姿

ワールド

ベネズエラ、近く鉱業改革実行へ 暫定大統領が米内務
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中