ニュース速報

ビジネス

UBS、第2四半期は5%増益も予想下回る 下半期「なお不透明」

2022年07月26日(火)17時48分

 7月26日、スイスの銀行大手UBSが発表した第2・四半期決算は5%の増益と、予想を下回った。写真はチューリッヒで2020年6月撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 26日 ロイター] - スイスの銀行大手UBSが26日発表した第2・四半期決算は5%の増益だったが、予想を下回った。投資銀行部門の収入が14%減少した。

ウエルスマネジメント部門も減収となった。厳しい市場環境が背景。

純利益は21億0800万ドル。前年同期は20億0060万ドルだった。同行がまとめた市場予想は19.8%増の24億0300万ドル。

ラルフ・ハマーズ最高経営責任者(CEO)は「投資家にとって今年第2・四半期は過去10年で最も厳しい時期の一つだった」と表明。下半期の事業環境は「依然として不透明」だと述べた。

日本の不動産合弁事業の売却で8億ドル以上の一時利益を計上した。

UBSの株価は序盤の取引で5%安。年初からは6.6%下落している。

ZKBのアナリスト、マイケル・クライン氏はリポートで、戦争やエネルギー価格高、新型コロナウイルスの流行に関連した金融市場の不確実性が、第3・四半期に顧客の活動に影響を与える可能性があるとの見方を示した。

投資銀行部門の収入は14%減の21億ドル。市場予想は23億ドルだった。

助言部門の収入は30%、資本市場部門は71%それぞれ減少した。新規株式公開(IPO)関連業務が低調だったことが一因と説明した。

主力のウエルスマネジメント部門の収入は47億ドル。前年同期は48億ドル、市場予想も48億ドルだった。

主に取引手数料収入の減少が響いたとし、特に米州とアジアで顧客が様子見姿勢だったと指摘した。資産運用の流出額は120億ドルで株式が中心だった。

UBSは予定していた自社株買いを数カ月以内に行う方針を示した。

ジェフリーズのアナリストはリポートで「ほぼ全ての部門が不振」となった結果に驚いているとコメントした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

市場の投機的、異常な動きには打つべき手を打っていく

ワールド

米ミネアポリスで連邦捜査官が市民射殺 移民取り締ま

ワールド

米ロとウクライナの高官協議終了、2月1日に再協議へ

ワールド

トランプ氏、中国との貿易協定巡りカナダに警告 「1
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 3
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投稿したアメリカを嘲笑する動画にネット爆笑
  • 4
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 5
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 6
    サーモンとマグロは要注意...輸入魚に潜む「永遠の化…
  • 7
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    「これは違法レベル...」飛行機で「史上最悪のマナー…
  • 10
    トランプを支配する「サムライ・ニッポン」的価値観…
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 9
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中