ニュース速報

ビジネス

アルゼンチン新経済相、市場の懸念払拭図る ペソは急落

2022年07月05日(火)09時07分

7月4日、アルゼンチンのバタキス新経済相(写真)が就任し、前任のグスマン氏の突然の辞任で動揺が走る市場の沈静化を図った。ブエノスアイレスの大統領府で撮影(2022年 ロイター/Agustin Marcarian)

[ブエノスアイレス 4日 ロイター] - アルゼンチンのバタキス新経済相が4日就任し、前任のグスマン氏の突然の辞任で動揺が走る市場の沈静化を図った。経済相交代でポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策が打ち出され、財政拡大につながるとの懸念が強まる中、通貨ペソの非公式レートは約8%急落した。

公職でキャリアを積んできたバタキス氏は中道左派のフェルナンデス政権の中でもポピュリズム的な政策を掲げる急進左派に近いと見られている。市場は、クリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領が率いる急進左派が影響力を強め、財政規律が緩むことを恐れている。

ただ、バタキス氏は就任後初の発言機会に「財政均衡が必要だと考えており、われわれはその方向に進む必要がある」と強調した。

市場ではドル買いが優勢となり、ドル/ペソの非公式レートは260ペソと、公式相場(126ペソ)の2倍超に膨れた。アルゼンチンの株式および債券市場も下落した。

グスマン氏は国際通貨基金(IMF)との新たな金融支援協議をまとめるなど手腕を発揮してきた。

地元コンサルタント会社Portfolio Personal Inversionesは、バタキスは「キルチネル派」に従う可能性が高いとし、シティはグスマン氏のような「対抗勢力」にはならないと予想した。

モルガン・スタンレーのエコノミスト、フェルナンド・セダノ氏は「これは間違いなく、より非伝統的政策への移行である」と指摘した。

<^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Argentina: currency split https://tmsnrt.rs/3zXEJ2y

Argentina: currency split (Interactive graphic) https://tmsnrt.rs/3HFqAsJ

UPDATE 5-Argentina's new economy chief sworn in, tries to calm nervous markets

中南米金融市場=アルゼンチンペソ急落、経済相の電撃辞任で

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^>

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国こそが「真の脅威」、台湾が中国外相のミュンヘン

ワールド

米中「デカップリング論」に警鐘、中国外相がミュンヘ

ビジネス

ウォルマート決算や経済指標に注目、「AIの負の影響

ワールド

ドバイ港湾DPワールドのトップ辞任、「エプスタイン
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活動する動画に世界中のネット民から賞賛の声
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    反ワクチン政策が人命を奪い始めた
  • 9
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 10
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 8
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 9
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 10
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中