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アルゼンチン新経済相、市場の懸念払拭図る ペソは急落
7月4日、アルゼンチンのバタキス新経済相(写真)が就任し、前任のグスマン氏の突然の辞任で動揺が走る市場の沈静化を図った。ブエノスアイレスの大統領府で撮影(2022年 ロイター/Agustin Marcarian)
[ブエノスアイレス 4日 ロイター] - アルゼンチンのバタキス新経済相が4日就任し、前任のグスマン氏の突然の辞任で動揺が走る市場の沈静化を図った。経済相交代でポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策が打ち出され、財政拡大につながるとの懸念が強まる中、通貨ペソの非公式レートは約8%急落した。
公職でキャリアを積んできたバタキス氏は中道左派のフェルナンデス政権の中でもポピュリズム的な政策を掲げる急進左派に近いと見られている。市場は、クリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領が率いる急進左派が影響力を強め、財政規律が緩むことを恐れている。
ただ、バタキス氏は就任後初の発言機会に「財政均衡が必要だと考えており、われわれはその方向に進む必要がある」と強調した。
市場ではドル買いが優勢となり、ドル/ペソの非公式レートは260ペソと、公式相場(126ペソ)の2倍超に膨れた。アルゼンチンの株式および債券市場も下落した。
グスマン氏は国際通貨基金(IMF)との新たな金融支援協議をまとめるなど手腕を発揮してきた。
地元コンサルタント会社Portfolio Personal Inversionesは、バタキスは「キルチネル派」に従う可能性が高いとし、シティはグスマン氏のような「対抗勢力」にはならないと予想した。
モルガン・スタンレーのエコノミスト、フェルナンド・セダノ氏は「これは間違いなく、より非伝統的政策への移行である」と指摘した。
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Argentina: currency split https://tmsnrt.rs/3zXEJ2y
Argentina: currency split (Interactive graphic) https://tmsnrt.rs/3HFqAsJ
UPDATE 5-Argentina's new economy chief sworn in, tries to calm nervous markets
中南米金融市場=アルゼンチンペソ急落、経済相の電撃辞任で
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