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EU、野村やJPモルガンなど8社の復興債引受シ団除外を解除

2021年06月19日(土)14時54分

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)の幹部は18日、「復興基金債」の引受シンジケート団から一時的に除外していた野村ホールディングスやJPモルガン・チェースなどの金融機関10社について、うち8社はこれからの発行分には参加が可能になると明らかにした。

欧州委員会(EC)の関係者によると、対象となるのはこの他、ウニクレディト、クレディ・アグリコル、シティグループ、バークレイズ、バンク・オブ・アメリカ、ドイツ銀行。発行体が18日に提示した、発行条件を策定するための提案依頼書に記載されていたという。残るナットウエスト・グループとナティクシスについては検討が続いている。

EUは16日、新型コロナウイルス感染症による経済的打撃からの回復を支援する復興債の初の発行で200億ユーロを調達したが、上記の10社について、過去の反トラスト(独占禁止)ルール違反を是正する努力が十分かどうか検証しているとして引受シ団から一時的に外していた。

ECは書面で「8社は、復興債の引受シ団から除外する必要はないと結論付けるだけの情報を提供した」と指摘した。

ロイター
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