ニュース速報

ビジネス

米経済、回復局面から拡大期に移行へ=セントルイス連銀総裁

2021年05月14日(金)07時32分

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は13日、米国内総生産(GDP)が6月末までに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前のピークを上回り、過去最高に達するとの見方を示した。写真はブラード総裁。2018年10月撮影(2021年 ロイター/Edgar Su)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は13日、米国内総生産(GDP)が6月末までに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前のピークを上回り、過去最高に達するとの見方を示した。

「『家計を維持する』という財政政策は、当初予想をはるかに超えて成功した」と指摘。国民所得は「かつてないほど高水準で、トレンドを上回る成長率を達成するだろう」と語った。

実質GDPは2019年末で19兆2000億ドルと過去最高だったが、21年1─3月は年率換算で19兆ドルとパンデミックによる景気後退からの完全回復にほぼ近づいており、「景気サイクルの拡大局面に移行している」と述べた。

労働市場ではパンデミック前に比べて820万人の雇用が失われているが、ブラード総裁はこの数値は誤解を招く恐れがあるとし、労働市場は見かけよりも「タイト」だと言及。失業者数と求人件数の比率は3月時点で1.2と過去最低水準にあるとした。さらに、夏の雇用統計は極めて力強い数字になるとの見方を示した。

総裁は、現在の金融政策は適切であり、危機下の政策変更は望まないと述べた。

米疾病対策センター(CDC)がこの日、新型コロナ対策指針を改定し、ワクチン接種を完了した人は大半の場所でマスク着用やソーシャルディスタンシング(社会的距離)維持は不要としたことについては、国民の信頼感を強め、力強い景気回復につながると語った。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:注射から飲み薬へ、米の新「減量薬」の普及

ワールド

米、中国に台湾圧力停止求める 軍事演習「不必要に緊

ワールド

スイス・スキーリゾートのバーで爆発、約40人死亡・

ワールド

台湾総統「26年は重要な年」、主権断固守り防衛力強
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 5
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 9
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 10
    【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中