ニュース速報

ビジネス

米タペストリーの1─3月期、売上高が予想上回る 北米・中国好調

2021年05月07日(金)09時40分

 米高級ブランドのタペストリー(旧コーチ)が5月6日発表した第3・四半期(3月27日まで)決算は、売上高が市場予想を上回った。通期についても、市場予想を上回る売上見通しを示した。ニューヨークで2013年1月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[6日 ロイター] - 米高級ブランドのタペストリー(旧コーチ)が6日発表した第3・四半期(3月27日まで)決算は、売上高が市場予想を上回った。通期についても、市場予想を上回る売上見通しを示した。北米および中国での高級品需要が回復したことが背景。

第3・四半期の純売上高は19%増の12億7000万ドル。アナリスト予想は12億2000万ドルだった。調整後の利益は1株当たり0.51ドルで、予想の0.31ドルを上回った。

主要市場で新型コロナウイルスワクチンの接種が急速に進んでいることから、同社は消費が平常に戻るとみて、「コーチ」ブランドのハンドバッグの新製品や「スチュアート・ワイツマン」の靴、ウェディングアクセサリーなどを発表している。

クレヴォイセラ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で「ワクチン接種が進み、消費者の信頼感が高まり、来客数も改善している」と指摘した。

北米の売上高は新型コロナ危機前の水準を回復した。中国本土の売り上げは前年比175%増、2019年と比較しても40%増となったという。

通年の売上高についても、10%台半ばの増加を予想。アナリスト予想の10%増を上回る見通しを示した。

ただ、出荷の遅延から店頭に商品が並ぶまでに遅れが生じているとも指摘。スエズ運河の座礁事故で物流が滞った問題では、現四半期に小幅な影響があるとした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、ウクライナ支援で2案提示 ロ凍結資産活用もし

ワールド

トランプ政権、ニューオーリンズで不法移民取り締まり

ビジネス

米9月製造業生産は横ばい、輸入関税の影響で抑制続く

ワールド

イスラエル、新たに遺体受け取り ラファ検問所近く開
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与し、名誉ある「キーパー」に任命された日本人
  • 3
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させられる「イスラエルの良心」と「世界で最も倫理的な軍隊」への憂い
  • 4
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 5
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 6
    台湾に最も近い在日米軍嘉手納基地で滑走路の迅速復…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    トランプ王国テネシーに異変!? 下院補選で共和党が…
  • 9
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が…
  • 10
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 6
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中