ニュース速報

ビジネス

日産、上海自動車ショーで低燃費SUV・中国向け環境車戦略公表へ

2021年04月19日(月)07時26分

 日産自動車は19日に開幕する上海国際モーターショーで、大幅刷新したスポーツ用多目的車「エクストレイル」を公開し、中国向けの環境対応車戦略を説明する見通し。会社関係者が明らかにした2020年11月、東京のショールームで撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[上海/東京 18日 ロイター] - 日産自動車は19日に開幕する上海国際モーターショーで、大幅刷新したスポーツ用多目的車「エクストレイル」を公開し、中国向けの環境対応車戦略を説明する見通し。会社関係者が明らかにした。

年内の中国市場投入を予定するエクストレイルの新規モデルには、低燃費の3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。ただ、関係者の1人によると、同様の動力源を用いた乗用車は中国で人気がないため、苦戦する可能性もあるという。それでもなお、日産にとっては新型エクストレイルの「成功が必須」だと関係筋は語った。

一方、アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は19日に日本から上海の記者向けにテレビ会見を行い、同社の中国向け環境車がハイブリッド技術と電気自動車(EV)の2本柱からなると説明する見通し。

同社は今年1月、中国を含む主要市場に投入する新型車を2030年代の早期に電動車にすると発表した。原料の採掘から自動車のリサイクルまで、事業に関わる全ての工程で2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素化)を目指す。

関係筋によると、日産は中国で年内にEV「アリア」の先行予約の受け付けを開始する。また、セダン「シルフィ」のハイブリッド版を年内に、エクストレイルのハイブリッド版は来年にも発売する計画。

日産の広報担当者は上海モーターショーについて、エクストレイルの新規モデルを公開し、中国でのハイブリッド技術の導入計画を明らかにすると確認した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ブラジル下院、ボルソナロ氏の刑期短縮法案を可決 大

ワールド

訂正-タイ・カンボジア紛争、戦火再燃に戸惑う国境地

ワールド

日米が共同飛行訓練、10日に日本海で 米軍のB52

ワールド

米ファイザー、スイス事業縮小 200人強削減方針と
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 2
    トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡大、そもそもの「停戦合意」の効果にも疑問符
  • 3
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎の物体」の姿にSNS震撼...驚くべき「正体」とは?
  • 4
    死者は900人超、被災者は数百万人...アジア各地を襲…
  • 5
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「正直すぎる」「私もそうだった...」初めて牡蠣を食…
  • 8
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 9
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 10
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中