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26日の日経平均は1202円安、米長期金利上昇で売り加速

2021年02月26日(金)16時15分

東京株式市場で日経平均は急落した。写真は、都内の証券会社前の風景。2021年1月4日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] -

日経平均

終値      28966.01 -1202.26

寄り付き    29753.73

安値/高値   28966.01─29760.31

TOPIX

終値       1864.49 -61.74

寄り付き     1903.84

安値/高値    1864.49─1903.84

東証出来高(万株) 168876

東証売買代金(億円) 36212.86

東京株式市場で日経平均は急落。米長期金利の上昇が警戒される中、週末、月末が重なってポジション調整の売りが加速し、2月8日以来の2万9000円割れとなった。終始売りが先行して安値引け。前日比1202円26銭安で、2016年6月24日の1286円33銭以来の下げ幅となった。東証1部の売買代金は3兆6000億円と膨らんだことで、一部ではセリングクライマックスとの声も聞かれる。

25日の米国株式市場は主要株価3指数がいずれも下落。米国債利回りの上昇を受けてテクノロジー関連株が圧迫され、ナスダック総合の下落率は過去4カ月で最大となった。米10年債利回りは一時、1年ぶり高水準となる1.614%まで上昇。米国債利回りはS&P総合500種の配当利回りを上回り、株式市場の利回りでの優位性がなくなった。

これを受けて、日本株も半導体関連株を中心にグロース株が総じて売り優勢に。指数寄与度が大きいファーストリテイリングなど値がさ株も大幅安となった。きょうは週末と月末が重なったことで「ポジション調整の売りもかさんだ」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)という。

終盤に売りが膨らみ指数の下げが加速したものの、商いが増加したことで「目先的にはセリングクライマックスとなる可能性もある」(国内証券)との声も聞かれた。

TOPIXは3.21%安。東証1部の売買代金は3兆6212億8600万円と膨らんだ。東証33業種では、全業種が下落している。個別では、トヨタ自動車など主力銘柄が総じて軟調。東京エレクトロンなど半導体関連株の下げが目を引いた。

東証1部の騰落数は、値上がり172銘柄に対し、値下がりが1985銘柄、変わらずが37銘柄だった。

ロイター
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