ニュース速報

ビジネス

2020年のヘッジファンド、成績上位20が全体利益の約半分占める

2021年01月25日(月)12時05分

[ボストン 25日 ロイター] - LCHインベストメンツの報告書によると、2020年のヘッジファンドの利益は、成績が上位20のファンドが全体の利益の約半分を占め、過去10年で最高を記録した。

ヘッジファンド全体の2020年の利益は1270億ドルと、前年の1780億ドルから減少した。一方、成績上位20のファンドの利益は635億ドルで、前年の593億ドルから増加した。

ヘッジファンド・リサーチのデータによると、2020年のヘッジファンドの平均リターンは11.6%で、S&P500種株価指数の16%を下回った。

LCHのリック・ソーファー会長は「上位20のヘッジファンドが稼いだ635億ドルの利益は、ここ10年で最高だ。ある意味2020年はヘッジファンドの年だったと言える」とコメントした。

成績が良かったファンドは、チェース・コールマン氏率いるタイガー・グローバルやイスラエル・イングランダー氏のミレニアムで、104億ドル、102億ドル、それぞれ利益を上げた。そのほかでは、スティーブ・マンデル氏のローン・パイン(91億ドル)、アンドレアス・ハルボーセン氏のバイキング・グローバル・インベスターズ(70億ドル)、ケン・グリフィン氏のシタデル(62億ドル)など。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

為替相場の過度な変動や無秩序な動き、しっかりと見極

ビジネス

米企業、消費の二極化に直面 低所得層の苦境強まる

ワールド

豪首相、駐米大使をまた擁護 トランプ氏の新たな発言

ワールド

金融犯罪の国際監視組織、サブサハラ4カ国を監視リス
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 5
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 6
    「平均47秒」ヒトの集中力は過去20年で半減以下にな…
  • 7
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 8
    1700年続く発酵の知恵...秋バテに効く「あの飲み物」…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【テイラー・スウィフト】薄着なのに...黒タンクトッ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中