ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、10月は100.9に低下 16年10月以来の低水準

2020年10月28日(水)07時33分

 10月27日、コンファレンス・ボード(CB)が発表した10月の米消費者信頼感指数は100.9と、前月の101.3から低下した。予想の102.0も下回り、2016年10月以来の低水準となった。写真はニューヨークのショッピングモールで6月撮影(2020年 ロイター/Carlo Allegri)

[ワシントン 27日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が27日発表した10月の米消費者信頼感指数は100.9と、前月の101.3から低下した。予想の102.0も下回り、2016年10月以来の低水準となった。財政刺激策の影響が薄れる中、経済活動は第4・四半期に減速するとの見方が裏付けられた。

主要州別では、11月の米大統領選でトランプ大統領が再選を果たすのに重要とされる激戦3州で消費者信頼感が大幅に悪化、景気の先行き懸念が強まっていることを示した。

全国の現況指数は104.6と、前月の98.9から上昇。期待指数は98.4と、102.9から低下した。

1年先のインフレ期待は5.6%と、5.7%から低下した。

CBは「新型コロナウイルス感染者が増加している上、失業率は依然高水準で推移しており、年末に向けて経済の勢いが増すとみる消費者は乏しい」とした。

MUFGのチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「新型コロナの感染第2波に見舞われ、米選挙日接近とともに不確実性が高まり、株価回復という良いニュースが失われる中、消費者の今後に対する懸念は明らかに高まっている」と述べた。

州別ではフロリダ州の消費者信頼感指数が100.3と、前月の114.4から大幅に低下。2016年の前回大統領選の直前の水準に近い。

ペンシルベニアは9月の115.5から92.0に悪化し、ミシガンは124.1から119.2に低下した。3州とも消費者の期待感の低下が全体の指数に響いた。

INGのチーフインターナショナルエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「振れやすい数字ではあるが、トランプ氏の再選可能性にとっては良くない兆しだ。所得が圧迫され、新型コロナウイルス感染者が増加しているため、米経済にとっても良い兆しではない」と述べた。

消費者信頼感はオハイオ、イリノイ、テキサスの各州でも悪化し、ニューヨークとカリフォルニアでは改善した。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ビットコイン下げ止まらず7万ドル割れ、24年11月

ビジネス

米人員削減1月に急増、17年ぶり水準 UPSやアマ

ビジネス

英中銀が金利据え置き決定、5対4の僅差 今後利下げ

ワールド

中国外相、キューバ外相と会談 国家主権と安全保障を
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 4
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 10
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中