ニュース速報

ビジネス

ANAとJAL、中国・広州線など一部再開 ビジネス需要増

2020年09月24日(木)16時47分

ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は24日、広州など中国路線の一部を再開すると発表した。ビジネス客の渡航需要が高まっており、運航を規制している中国当局から許可が下りたため。写真は2016年、羽田空港の両社のロゴ。(2020年 ロイター/Toru Hanai/File Photo )

[東京 24日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)<9201.T>は24日、広州など中国路線の一部を再開すると発表した。ビジネス客の渡航需要が高まっており、運航を規制している中国当局から許可が下りたため。

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う各国の出入国制限により国際線は大幅な運休減便を強いられてきたが、ここへきてビジネス客を中心に渡航ニーズが高まっており、運航再開の動きが少しずつ出てきた。ANA、JAL両社とも新型コロナ感染拡大以降、運休していた中国路線の定期便再開はこれが初めてとなる。

ANAは9月30日から週1往復で成田―広州線のほか、成田ー青島線を再開する。新型コロナ感染拡大後も成田―上海線の運航を週1往復で続けているが、「今後、増便も検討している」(広報担当者)という。

JALも成田―広州線を10月2日から週1往復で再開する。新型コロナ発生以降も成田―大連線の運航を続けているが、9月18日以降は週2便から週3便へ増やしており、10月中も週3便のまま運航する。

中国当局は航空各社に対し、3月29日から中国と外国を結ぶ路線について1社1路線で週1回のみの運航しか認めてこなかったが、現地の経済活動再開に伴い少しずつ規制は緩和されつつある。今回、各社が運航を再開する広州には自動車などの製造業が多く進出しており、赴任者が現地に戻る動きが出始めている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB現行策で物価目標達成可能、労働市場が主要懸念

ワールド

トルコ大統領、プーチン氏に限定停戦案示唆 エネ施設

ワールド

EU、来年7月から少額小包に関税3ユーロ賦課 中国

ビジネス

米クリーブランド連銀総裁、「引き締め的な政策」望む
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 3
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナの選択肢は「一つ」
  • 4
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 5
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 7
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 8
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 9
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中