ニュース速報

ビジネス

英失業率4─6月は3.9%、就業者数は09年以来の大幅減=統計局

2020年08月11日(火)18時06分

 8月11日、英国立統計局(ONS)の発表によると、4─6月期の就業者数は22万人減少した。写真はロンドンで2011年8月撮影(2020年 ロイター/Suzanne Plunkett)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)の発表によると、4─6月期の就業者数は22万人減少した。コロナ禍の影響で、減少幅は2009年以降で最大となった。

失業率は3.9%で1─3月期と変わらず。職探しを諦めた人は増加しているものの、失業者には含まれていない。

ONSによると、6月はさらに約30万人が「雇用はされているが、仕事がなく給与を受け取っていない」と回答しており、これも失業率を押し下げる要因になった。

ロイターがまとめた失業率の予想は4.2%だった。

年配者を中心に自営業者が記録的な減少を記録。被雇用者は増加した。

英国では、大規模な雇用維持制度が10月末で打ち切られるため、失業者の増加が予想されている。

スナク財務相は、政府の雇用支援が効果を上げているが、雇用喪失は避けられないとの認識を示した。

イングランド銀行(英中央銀行)は先週、失業率が今年末に7.5%に達するとの見通しを示した。

<賃金も記録的な減少>

7月の別の税務データによると、企業の従業員数は3月以降、73万人減少している。

キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、ルース・グレゴリー氏は「労働市場に関する最新統計で明らかになったひび割れは、近く深い裂け目になる公算が大きい」と指摘。

KPMGのエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は「政府が介入して、失業しそうな人が別の分野で仕事を続けられる体制を整える必要がある」と述べた。

失業者・低所得層向けの給付制度「ユニバーサル・クレジット」を申請している人は、7月に268万9000人と、3月から117%増加している。

ONSのデータによると、4-6月の賃金は1.2%減と、過去10年あまりで最大の減少を記録。政府の雇用維持制度で賃金の80%を受け取れることが背景とみられる。賞与を除く賃金は2001年の統計開始以来初めて、減少した。

5-7月の求人は小幅に増加した。従業員50人未満の小規模事業者の求人が中心という。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

サプライチェーン圧力上昇、3月は23年1月以来の高

ビジネス

FRB利下げ可能、AIによる生産性向上で物価下押し

ワールド

レバノンのキリスト教政党幹部死亡、イスラエル空爆で

ワールド

米BNYメロン、「トランプ口座」の財務代理機関に 
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙の2大テーマでAI懸念を払拭できるか
  • 4
    トランプ、イランに合意期限「米東部時間6日午前10時…
  • 5
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 10
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中