ニュース速報

ビジネス

ドル上昇、コロナ感染再拡大巡る懸念で=NY市場

2020年07月08日(水)06時21分

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し上昇。新型コロナウイルス感染の再拡大を巡る懸念が広がる中、リスク選好の動きが後退した。カイロで3月撮影(2020年 ロイター/AMR ABDALLAH DALSH)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し上昇。新型コロナウイルス感染の再拡大を巡る懸念が広がる中、リスク選好の動きが後退した。

ドル指数<=USD>は0.15%上昇の96.889。

一方、豪ドルやノルウェークローネ、スウェーデンクローナなどの高リスクと見なされる通貨は軒並み下落した。

アクション・エコノミクスの世界為替分析のマネジングマネジャー、ロナルド・シンプソン氏は「新型コロナ感染再拡大で世界の経済再開に遅れが生じていることを背景に、相場を動かす指標に欠く中、経済成長見通しを再考する動きが出た」と述べた。

オーストラリア第2の都市メルボルンは同日、ロックダウン(都市封鎖)の再導入に踏み切った。[nL4N2EE1QP]

米国では前日、新型コロナ感染症による死者が13万人を突破。フロリダ州マイアミデイド郡は経済再開に向けた動きを停止し、郡内のレストランにおける店内飲食を禁止する緊急令を発令した。[nL4N2ED3C9][nL4N2ED3KH]

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は前日、国内の新型コロナウイルス感染は「迅速な対応を要する深刻な状況」との認識を示した。[nL4N2ED3HA]

アトランタ地区連銀のボスティック総裁はこの日、国内の新型コロナ感染者の急増により、経営者が「再び神経質になっている」と述べた。[nL4N2EE3F1]

英ポンドは対ドルで0.51%上昇。同日予定される英・欧州連合(EU)の通商交渉担当による夕食会で妥協点を見いだすとの期待が追い風となった。

ドル/円 NY終値 107.51/107.53

始値 107.69

高値 107.71

安値 107.51

ユーロ/ドル NY終値 1.1270/1.1274

始値 1.1276

高値 1.1307

安値 1.1269

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など

ワールド

アングル:失言や違法捜査、米司法省でミス連鎖 トラ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 5
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 6
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 7
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中