ニュース速報

ビジネス

GDP、2次補正で2.0%程度押し上げ 再生相「適切に予備費活用」

2020年06月04日(木)17時01分

 6月4日、西村康稔経済再生相は午後の記者会見で政府が実施する緊急経済対策について、2次補正予算で実質国内総生産(GDP)を2.0%程度押し上げる効果があると述べた。写真は川崎で5月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は4日午後の記者会見で政府が実施する緊急経済対策について、2次補正予算で実質国内総生産(GDP)を2.0%程度押し上げる効果があると述べた。また、1次補正予算と、昨年12月の総合経済対策のうち2020年度以降に効果が見込まれる分を合わせると、「6.4%程度、約36兆円程度の経済下支えになる」と説明した。

実質GDP押し上げ効果の試算には、支出が確実に見込まれる施策のみを取り出しているので、10兆円の予備費分は含まれていない。

西村経済再生相は予備費について「毎回補正予算を組んで、考えていくことについてはどうしても時間がかかってしまうというご批判もいただいている」とした上で、「適切に予備費を活用していきたい」とコメントした。

西村経済再生相は、2次補正予算案について来週早々にも国会に提出する予定だとし、「早期成立をはかっていきたい」と強調した。

(浜田寛子 編集:青山敦子)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ大統領、国民に「絶対的な忠誠」を誓うと演

ワールド

OPECプラスの新評価システム、市場安定化に寄与と

ビジネス

日本の不動産大手、インド進出活発化 賃料上昇や建設

ビジネス

ビットコイン再び9万ドル割れ、一時8%安 強まるリ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯終了、戦争で観光業打撃、福祉費用が削減へ
  • 2
    【クイズ】1位は北海道で圧倒的...日本で2番目に「カニの漁獲量」が多い県は?
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 5
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 6
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    600人超死亡、400万人超が被災...東南アジアの豪雨の…
  • 9
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 10
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中