ニュース速報

ビジネス

イオン、今期は大幅減益予想 消費マインド影響は期末まで継続

2020年04月10日(金)18時58分

イオンは10日、2021年2月期の連結営業利益が500―1000億円(前年比76.8%減―53.6%減)と、大幅減益になるとの見通しを発表した。写真は2017年10月、大阪市で撮影(2020年 ロイター/Thomas White)

[東京 10日 ロイター] - イオン <8267.T>は10日、2021年2月期の連結営業利益が500―1000億円(前年比76.8%減―53.6%減)と、大幅減益になるとの見通しを発表した。新型コロナウイルスの日本での感染は上期中にピークアウトするものの、消費マインドへの影響は、今期末まで残り続けるとみている。

また、現在、7都府県に出ている緊急事態宣言の期間延長や地域拡大の可能性も踏まえ、予想数字はレンジで開示した。リフィニティブがまとめたアナリスト7人による連結営業利益予想の平均は2337億円。

吉田昭夫社長は会見で「新型コロナの今期への影響は、非常に流動的で見極めが難しい」と述べた。

新型コロナの影響については、事業によってまちまち。ドラッグストアやスーパーマーケットなどでは、駆け込み需要やマスクなどの需要増がプラスになっているが、ショッピングモールや金融事業は休業や外出自粛の影響を受けている。同社が展開しているASEANでも同様の影響が出ているという。

20年2月期の連結営業利益は5期連続増益で、過去最高益となった。海外の事業が12月で締めとなるほか、日本でも2月はトイレットペーパーやマスクの買い溜めといった特需があったことから、新型コロナの影響は少なかったとしている。

(清水律子)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独失業者数、11月は前月比1000人増 予想下回る

ワールド

プーチン氏、来月4─5日にインド訪問へ モディ首相

ワールド

ウクライナ反汚職当局、大統領府長官の関係先捜索

ワールド

香港火災の死者128人に、約200人が依然不明 報
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 7
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 8
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中